堀内恒夫氏が指摘、ウィーラー二進の姿勢に天敵・高橋遥人攻略のヒント

スポーツ報知
2回1死一塁、中田翔の中飛で二塁に進塁したウィーラー(カメラ・矢口 亨)

◆JERAセ・リーグ 巨人0―3阪神(14日・東京ドーム)

 今季最後の伝統の一戦で巨人がまたもや貧打に泣き敗れた。0―0で迎えた9回にビエイラが3点を失い、引き分けを挟んで4年ぶりの8連敗。9月2日に最大15だった貯金がついに0となった。左腕・高橋ら阪神投手陣の前にわずか1安打で無得点負け。9試合連続2得点以下は93年以来28年ぶりで、松原の連続試合安打も「27」でストップした。CS進出からの日本一を実現させるためにも、まずは1つ勝ちたい。

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 高橋の出来が素晴らしく、巨人は何も出来なかった。球に力がある上に、同じストレートでも足を早く上げたり、ゆっくり上げたりして、タイミングを変えていた。同じフォームではないから打者は戸惑うのだ。しかも、ほとんどの球がベルトより低かった。

 調子のいい打者がいれば、その選手が攻略の糸口を作ってくれるのだが、今の巨人にはそんな選手もいない。相手投手の調子が10で、打者の調子が3では、結果は見えていた。

 6回1死一塁、丸に送りバントをさせようとした。1死一塁で相手がバントをしてくれると調子がいい投手からすればありがたく感じるもの。攻撃側は「安打が続く可能性は低いから」と思うのかもしれないが、投手心理からすれば、得点圏に走者を背負う「恐怖」よりもアウトカウントの「安心感」が優先するのだ。

 巨人は打線が調子を上げていかないと、CSでもいい結果は出ない。CSで高橋と再戦する心づもりがあるのなら、この日の映像をもう一度チェックする必要がある。私は投手出身だから打撃のことは多く語れないが、中田の大きな中飛で二塁を奪ったウィーラーの走塁のように、積極性と相手のスキを見逃さない姿勢、また、打てない相手には時に奇襲も必要だろう。蛇足だが、4位になるようなことがあってはならない。(スポーツ報知評論家・堀内恒夫)

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