巨人9回に3失点…1安打0点で8連敗に高橋由伸さん「どう立て直すか、選手自身が一番分かっている」

スポーツ報知
スポーツ報知評論家の高橋由伸さんがリアルタイム解説

◆JERAセ・リーグ 巨人0―3阪神(14日・東京ドーム)

 巨人は最終回に3失点で、今季の伝統の一戦最終戦は敗戦、8連敗を喫した。スポーツ報知評論家の高橋由伸さんは「わずか1安打」と貧打を嘆くと同時に、「優勝がない今、CSに向けて調整していく必要があり、勝ち癖も欲しいところ」と指摘。坂本勇人、丸佳浩、岡本和真がそろって無安打に終われば「勝てるはずもない」とし、「どう立て直すか、自分が一番分かっていると思う」と選手に奮起を促した。由伸さんの、試合とともに進むリアルタイム解説をお届けする。

【阪神スタメン】

1(右)島田、2(遊)中野、3(中)近本、4(一)マルテ、5(三)糸原、6(左)ロハス・ジュニア、7(二)木浪、8(捕)坂本、9(投)高橋=左

【巨人スタメン】

1(右)松原、2(遊)坂本、3(中)丸、4(三)岡本、5(左)ウィーラー、6(一)中田、7(二)若林、8(捕)小林、9(投)山口=右

【高橋由伸ポイント】さあ巨人ファンの皆さん、前を向いていきましょう。どん底からは上がるのみ。選手一人一人の奮起に期待したい。やはり、2番の坂本から丸、岡本和の3人だ。状態は良くないが、引っ張るしかない。それが使命だ。このままいけば、阪神とはクライマックスシリーズ(CS)で対戦する。この試合がレギュラーシーズン最終決戦になるが、嫌なイメージを植え付けたい。終わり良ければすべて良しだ。

◇1回

【神】島田左飛、中野、近本ともに三振

【高橋由伸ポイント】先発の山口はいい具合に球が荒れるタイプ。今日は直球が走ってるし、キレもある。捕手の小林は、山口が気持ち良く腕を振れるよう、どんどん勝負していってほしい。初回は3者凡退で2奪三振。いい立ち上がりだ。い~ぞ~!

【巨】松原投ゴロ、坂本右飛、丸三振(両軍0)

【高橋由伸ポイント】しかし、阪神先発・高橋も良さそうだ。球離れが遅いから直球がホップするように伸びてくる。スピードガン以上に速く見えるから、とにかく打ちづらい。立ち上がりも良かった。巨人打線は8試合連続2点以下と振れてないから、これは苦戦するなあ。

◇2回

【神】マルテ遊ゴロ、糸原、ロハスともに二ゴロ

【高橋由伸ポイント】山口は本当に良さそうだ。ただ、俊は突然崩れることもある。誰にも読めないところだ。とにかく集中していこう。

【巨】岡本和右飛、ウィーラー四球、中田の中飛でウィーラー二進、若林左飛(両軍0)

【高橋由伸ポイント】打てない時こそ、走って流れを変えたいところ。2回、1死から四球で出たウィーラーが中田の左中間への大飛球でタッチアップした。捕球した近本の一瞬のスキを突いた好走塁だった。点は入らなかったが、こういうアグレッシブな姿勢で流れが好転する可能性もある。続いていこう。

◇3回

【神】木浪三振、坂本三ゴロ、高橋三振

【巨】小林、山口ともに三振、松原四球、坂本遊ゴロ(両軍0)

【高橋由伸ポイント】3回先頭の小林には感心した。2球で追い込まれてから、ファウルなどで粘り、高橋に10球も投げさせた。2死から松原も四球で歩いた。3回終わって46球。高橋に「ん? 今日の巨人打線はひと味違うぞ」と思わせたに違いない。

◇4回

【神】島田三振、中野右翼線二塁打、近本の三塁バント内野安打で中野三進、マルテ遊飛、糸原の二ゴロで近本二封

【巨】丸、岡本和ともに三振、ウィーラー二ゴロ(両軍0)

【高橋由伸ポイント】4回に阪神が2安打を放ちながら点を奪えなかった。ピンチの後にチャンスありと思ったが、やはり、高橋が素晴らしい。巨人は4回までノーヒット。どのボールもいいから、各打者は球種かコース一つに絞り、割り切っていくしかない。

◇5回

【神】ロハス中前安打、木浪の三ゴロでロハス二進、坂本三振、高橋のときロハス三盗失敗

【巨】中田左前安打、若林、小林、山口三者連続三振(両軍0)

【高橋由伸ポイント】中田が前よりは良くなっている。投手との“間”が出来てきたから変化球にも対応しだした。5回。先頭で左前安打。チーム初ヒットで出塁し、「さあ!」と思ったが…。高橋、手ごわい。

◇6回

【神】高橋三振、島田遊ゴロ、中野右前安打、近本三振

【高橋由伸ポイント】試合は後半戦に入った。0―0とどちらに転ぶか分からない展開で、両軍とも流れをつかめていない。6回裏の巨人は1番の松原から。ボールは見えている感じはするし、出塁すれば点が動きそうな気配はある。

【巨】松原遊ゴロ、坂本四球、丸、岡本和ともに三振(両軍0)

【高橋由伸ポイント】松原は初球からいった。積極的でいいが、試合の流れ的にはじっくりいってほしかった。この6回裏は何か動きが出ると見ていた。実際、1死から坂本が四球で出塁した。続く丸にバント指令も、結局見逃し三振。和真も三振。チグハグだ。

◇7回

【神】マルテ二飛、糸原二ゴロ、ロハス左中間二塁打(代走板山)、木浪二ゴロ

【巨】(左翼板山)ウィーラー左飛、中田三振、若林三ゴロ(両軍0)

【高橋由伸ポイント】高橋の球が気持ち高くなってきたように見える。阪神ベンチは継投を考える頃だろう。15、16日と試合のない阪神は中継ぎ総動員で来るはずだ。ますます、厄介だ。

◇8回

【神】(投手畠)坂本、高橋の代打佐藤輝ともに三振、島田四球、(投手中川)中野のとき島田二盗失敗

【高橋由伸ポイント】8回、巨人は畠がマウンドに上がった。勝負はここからだ。1死から代打・佐藤輝。三振が怖いのか、当てにいってるように見える。開幕当初はもっと振っていたはずだが…。

【巨】(投手岩崎)小林の代打中島二ゴロ、中川の代打広岡三振、松原二飛(両軍0)

【高橋由伸ポイント】8回が終わって変わらず、0―0。試合は9回に入る。両チームとも上位から始まる。さあ、ラスト勝負だ。

 ◇9回

【神】(投手ビエイラ、捕手岸田)中野左前安打、近本の三塁内野安打で中野二進、マルテ二飛、糸原三振、板山の右越二塁打で中野生還、近本三進、木浪の左越二塁打で近本、板山ともに生還、(投手高梨)坂本四球、岩崎の代打小野寺三ゴロ

【高橋由伸ポイント】今日はマルテに雰囲気がない。全4打席で精彩を欠いていた。9回表無死一、二塁では二飛。優勝争う阪神は勝たなくてはいけない状況にあり、4番に代打を出してでも1死二、三塁を作りたかった場面だ。しかし、今の巨人には流れがない。2死一、二塁で板山にライトオーバー、木浪にレフトオーバーを打たれた。3点。痛い。

【巨】(投手スアレス、一塁山本、二塁植田、三塁木浪)坂本、丸ともに三振、岡本和左飛(神3、巨0)

【高橋由伸ポイント】巨人はわずか1安打。9回裏も簡単に抑え込まれた。優勝がない今、CSに向けて調整していく必要があり、勝ち癖も欲しいところ。ただ、9試合連続2点以下に終わるなど貧打が止まらない。坂本、丸、岡本和がそろって無安打。それでは勝てるはずもない。どう立て直すか、自分が一番分かっていると思う。

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