駒大苫小牧、冬は初となる全国切符へ「ビデオ班」導入・・・全国高校サッカー北海道大会注目校紹介②

スポーツ報知
プリンスLでの課題も糧に躍進を狙う駒大苫小牧イレブン

 第100回全国高校サッカー選手権(12月28日~、東京ほか)への代表切符1枠をかけた道大会が16日、帯広などで開幕する。スポーツ報知では、注目校を4回に分けて掲載する。2回目は、14年連続31度目出場の駒大苫小牧。今年度からビデオ班を導入して自己研さんを深めたチームが、冬は初の全国切符を狙う。

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 サッカー界にも“駒苫旋風”を巻き起こす。全道常連ながら冬の全国選手権出場はなし。選手時代は主将も務めたOB岡崎史裕監督(39)は「今年は100回目の記念大会。他校と同じく、全国に駒大苫小牧の名をとどろかせたい思いは強い」と部の思いを代弁する。

 14~16、18~21年とプリンスLを戦い続ける強豪も、全国は01、14年の高校総体のみ。1年22人、2年21人、3年19人の部員と監督スタッフは話し合いを重ね、「何かを変えなければ」と今春から新たに“ビデオ班”を導入した。試合はもちろん日々の練習もスタッフ、マネジャー、負傷者らが協力し各選手を録画。全員で見るときもあるが、コロナ禍も好機と捉え、現代的なグーグルドライブ配信も開始。各自いつでもどこでも見直せるようになり、よりスムーズに課題解決に取り組めるようになった。

 今年度プリンスLは最下位の8位だったが、敗戦を受け止め、反省できる動画が今大会に向けても選手の糧となった。MF小山田陽太主将(3年)もビデオ班に救われた一人。サイドハーフで主力を張るも、今夏は高校総体全道予選を前に不調でメンバー漏れ。そんな時も映像を繰り返し見て、ドリブルの間合いなど本来の姿を取り戻せた。「おかげで課題をクリア。もう外れたくない一心で頑張れた」。予選はないプリンス枠出場でも、頼れる主将と共に、全体の底上げも進んでいる。

 同校の硬式野球部は04、05年に夏の甲子園Vも飾った全国区の名門。岡崎監督も「僕らの時代は権力争いがバチバチでいつも野球部の勝ち報告を聞くのが悔しかった。今の子たちは仲良しですよ」と笑うが、部として負けじと活躍は狙っている。「ビデオ班の力も借りながら、全道を勝ち抜きたい」と小山田。16年ぶりに聖地・厚別まで進んだ17年(3位)超えから、一気の頂点を目指していく。(川上大志)

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