田嶋幸三会長、続投明言の森保一監督を「もっとサポート」ホーム残り3戦「負けない」埼スタ開催目指す

スポーツ報知
試合後、サポーターにあいさつする森保一監督

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長(63)が13日、オンラインで取材に応じ、日本代表の森保一監督(53)の続投を明言した。カタールW杯アジア最終予選開幕から1勝2敗とつまずき、監督の進退をかけて臨んだ12日のオーストラリア戦は2―1で勝利。同会長は「もっとサポートしなきゃいけない」と述べた。森保ジャパンは11月に敵地で2連戦を行い、年明けに残り4試合に挑む。田嶋氏は同監督からの要望を受け、ホーム3試合を“聖地”埼玉スタジアムでの開催を目指す方針を示した。

 W杯への道は、引き続き森保監督に託された。1勝2敗とW杯出場権獲得へ崖っぷちで臨んだオーストラリア戦で勝利。順位こそ4位に落ちたが、自動突破圏内2位との勝ち点差は3に縮めた。田嶋氏は「(順位で)上のチームから勝ち点3を取れたのは非常に大きな成果」と受け止め、森保監督の進退について「(交代を)考えるタイミングにはない」と言い切った。

 予選3試合目のサウジアラビア戦(7日)で2敗目を喫した。土俵際のオーストラリア戦で、森保監督は4―3―3の新布陣で光の見える結果、内容を示した。田嶋氏は敗戦から立て直した手腕を評価。「ベストは(10月の2試合で)勝ち点6」としながらも「選手も監督もしっかりまとまってくれています。昨日はそれを実感できた試合だった。信念を感じた」と述べた。

 ただ、W杯切符獲得が厳しい状況に変わりはない。11月のベトナム、オマーンとの敵地2連戦など残り6試合。そこで重要となるのが来年に行われるホーム3試合だ。田嶋氏はサポート策として、使い慣れた埼玉スタジアムで3試合の開催を目指す方針を明かした。

 来年1月27日に中国戦、同2月1日にサウジアラビア戦、同3月29日にベトナム戦が予定されるが、会場は未定のまま。「私もそうだが、監督も選手も埼玉スタジアムでやりたいという気持ちが強い」。現在、芝生の張り替え工事などで使用できない可能性があると明かし「何とかできないか、お願いしていく」と語った。

 コロナ下でなければ6万人超が入るサッカー専用の埼スタで、日本代表はW杯予選通算成績21勝3分け1敗で、勝率・840。12日のオーストラリア戦のような劇的な勝利も多く、今では旧国立に変わり日本代表の「聖地」とも呼ばれる。ジーコ、ザッケローニら歴代監督も愛した埼スタが使用できれば、7大会連続W杯出場を目指す森保ジャパンにとって強力な追い風になる。(内田 知宏)

 ◆埼玉スタジアム2002 さいたま市にある日本最大のサッカー専用スタジアム。収容人数は6万3700人(J1開催時は最大6万2010人)。2001年10月から使用され、J1浦和がホームスタジアムとしている。02年日韓W杯では日本―ベルギーなど4試合を開催した。日本代表の試合が多く行われるほか、高校サッカー選手権の主要会場となっている。

 ◆埼スタ以外でのW杯予選ホーム戦成績 2001年10月に埼玉スタジアムが完成して以降、日本代表が埼スタ以外でW杯予選を戦ったのは11試合。成績は7勝2分け2敗で、勝率は6割3分6厘。埼スタの勝率8割4分とは差がある。直近では9月2日にカタールW杯アジア最終予選・オマーン戦をパナソニックスタジアム吹田で戦い、0―1で敗れている。

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