阪神ドラフト1位・森木大智の幼少時の夢は「ウルトラマンになって宇宙を守る」両親が明かす秘話

指名あいさつを受け、阪神の帽子をかぶりガッツポーズする森木大智投手
指名あいさつを受け、阪神の帽子をかぶりガッツポーズする森木大智投手

 「僕は宇宙を守る!」。阪神ドラフト1位の高知高・森木大智投手のほほ笑ましいエピソードを、これまでに両親から聞いた。

 幼少時に、祖父からウルトラセブンのフィギュアを買ってもらったことで、ウルトラマンの大ファンになった。「沼にはまった。おもちゃから、着るものから何もかもウルトラマン」と、母・仁美さんが笑うほどだ。

 車にも興味があり「タイヤばかり見ていた」(父・育悟さん)という大智少年のヒーローは「とにかくウルトラマン」(両親)。買い物に連れて行った時のことだった。「ボク、どこから来たの?」と話しかけられると「地球」と即答した。「壮大な感じの子でした(笑い)。3、4歳のときは『大きくなったら、ウルトラマンになる』と思っていましたから。『ウルトラの父に地球を守れって言うてくる』と」。仁美さんは、今では本人が赤面する秘話を明かした。

 両親が見た性格はどうか。「よそのお母さんは『しっかりしている』と言いますけど、まあ、マイペース。すごくゆっくり、ご飯を食べます。遅いです」と仁美さん。育悟さんも「イライラするぐらい(遅い)」と苦笑する。ちなみに好物は高知県人らしくカツオで、アサリの酒蒸しはすごく食べるという。

 仁美さんは「話をするのが好きで、おなかにおるときからおおらか。胎動から違っていた。ポコポコ小刻みに胎動していました」と懐かしむ。漫才が好きで、姉・さくらさんと一緒にお笑いコンビ「COWCOW」の「あたりまえ体操」にハマり「大きくなったら、お姉ちゃんと漫才師になる!」とも言っていた。実現していたら、どんなタレントになっていたのか…。

 記者は、公式戦デビューした1年春の四国大会で森木を初めて取材した。それ以降も何度か話を聞いた。本音を包み隠さず明かし、質問すると、期待以上の答えが返ってくる。こちらが書くのを遠慮するぐらい、強気なコメントをすることもあるが、取材して楽しい選手だ。思い入れがあっただけに、今夏の高知大会決勝で自身初の甲子園出場を逃し、本塁付近でうずくまって泣き崩れた姿は、今夏で最も印象的なシーンだった。

 阪神にドラフト1位で指名され、高校時代に踏めなかった聖地でエースへの道が始まる。球団の恒例行事のように、今度は「ウル虎マン」になって、宇宙ではなく、チームやファンを守ることが夢になる。森木くん、巨人戦だけは、お手柔らかにお願いします。(記者コラム・伊井 亮一)

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