【高校野球】青森山田が2年ぶり10度目の優勝 堀内友輔が3戦連続完投

スポーツ報知
優勝を決め、笑顔で記念撮影する青森山田の選手たち

◆高校野球秋季青森大会▽決勝 青森山田2-1八戸工大一(12日)

 青森山田が八戸工大一に2―1で競り勝ち、2年ぶり10度目の優勝を飾った。先発の堀内友輔投手(2年)が1、2回戦に続き3試合連続で完投勝利。課題だったスタミナ面を克服し、名実ともに“エース”の働きをみせた。3位決定戦で弘前南を5―0で下した東奥義塾が、2年ぶり3度目の東北大会出場。出場全18校が出そろった東北大会(20日~、宮城)の組み合わせ抽選会は、14日にオンラインで行われる。

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 派手なガッツポーズも、満面の笑みもなかった。優勝の瞬間、青森山田・堀内は安どの表情を浮かべながら、整列へ加わっていった。

 「なかなか試合が動かないなかで、点数を取られないことを意識して投げた」。味方が3回に2点を先制してくれると、持ち味の落ちる変化球を効果的に使い、8回までわずか3安打。9回に今大会27イニング目で初失点となるソロ弾を浴び、1点差とされたが逃げ切った。1回戦・弘前学院聖愛(4〇0)、2回戦・八戸学院光星(1〇0)に続き、決勝で八戸工大一と私立勢を3戦連続完投。防御率0・33と安定した投球に、兜森崇朗監督(42)も「(優勝は)堀内に尽きますね」と高く評価した。

 成長を証明した。今夏の青森大会も背番号1をつけるなど、主戦の1人として登板。しかし「(夏前は)50~60球しか持たなかった」(兜森監督)とスタミナ面に課題を抱え、試合途中でマウンドを譲ることがほとんどだった。夏場は長距離走やダッシュなどのランニングメニューに加え、何十種類もあるトレーナー考案のスタミナ強化メニューにも挑戦。今大会は4戦中3戦、計27回362球を投げ抜き、エースとして最後までマウンドに立ち続けた。「春先は9回持たなかった。成長したかなと思う」と納得の表情で話した。

 気を緩める間もなく、20日からは東北大会が始まる。「少ない時間ですけど、しっかり準備して臨みたい」と指揮官。堀内も「相手の裏をかいて抑えるピッチングを目指していきたい」と好投を誓った。東北舞台でもエースとして、チームを勝たせるためにマウンドに上がる。(有吉 広紀)

 〇…3番・右翼の森川大輝主将(2年)が、3回1死一、三塁から先制の中前適時打。それまで今大会無失点だった相手の広野風雅投手(2年)から得点を奪い、チームを勢いづけた。聖愛、光星そしてこの日の工大一と、県内のライバル私立勢を連破して頂点に立ち、「全員でつかみ取った優勝。素直にうれしい」。東北大会に向けて「一戦必勝で優勝したいです」と力強く語った。

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