北澤豪氏、森保ジャパン一番の収穫は一体感 11月アウェー2連戦で真価問われる

スポーツ報知
試合後、選手、チームスタッフ全員が円陣を組んでW杯出場に向けて結束を固めた(カメラ・頓所 美代子)

◆カタールW杯アジア最終予選▽B組第4戦 日本2―1オーストラリア(12日・埼玉スタジアム)

 東京五輪世代MF田中碧(23)=デュッセルドルフ=が、森保ジャパンの救世主となった。前半8分、ゴール前に進入して代表初ゴールとなる先制点をマーク。14年ブラジルW杯予選(12年6月)の栗原勇蔵以来、13人目の最終予選初出場初ゴールとなった。1―1の後半41分には途中出場のFW浅野拓磨(26)=ボーフム=が、オウンゴールを誘発する左足シュート。広島時代の恩師・森保監督の窮地を救った。スポーツ報知評論家の北澤豪氏が分析した。

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 しびれる試合に勝ち切ったことは大きい。森保監督のシステム変更がはまった。遠藤、守田、田中の3人の関係がよく、オーストラリアに良さを出させなかった。日本には安定感が生まれ、その結果、伊東のスピードが生かされた。

 先発に抜てきされた田中はプレーの幅が広い。守備を意識し、リスクを取りながら、前線へ攻撃に出ていける。結果的にゴールを決めたことは大きい。

 森保監督は右足に不安が見えた大迫、疲れが見えた南野と守田をすぐに交代した。そして、浅野を始め、途中出場した選手がいい仕事をした。ベンチを含めてチームに一体感があった。それが一番の収穫だった。

 ただ、課題もある。前半8分、絶好の時間帯に先制点を奪った後、完全に日本の流れになり、2―0にできるチャンスがあった。しかし、攻撃に行ききることができずに、落ち着いてしまった。アウェーゲームでは「いい流れ」の時間帯は短くなる。攻められる時は積極的に攻める。流れは大事にしなければいけない。

 11月はアウェー2連戦。ベトナム戦では取りこぼしは許されない。オマーン戦で、日本の真価が問われる。(スポーツ報知評論家・北澤豪)

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