【オリックス】宗佑磨“汚名返上”8号2ラン優勝マジック点灯に王手…好機2度凡退「腹を決めていった」

スポーツ報知
8回2死一塁、同点となる右越え2ランを放った宗は両手を広げて生還(左は小田=カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス2―2ロッテ(12日、京セラドーム大阪)

 ベンチでひと息ついた宗の瞳に涙があふれた。高ぶる感情を抑えきれなかった。“汚名返上”の8号2ランで引き分けに持ち込み、マジック点灯に王手をかけた。

 「1、2打席目にチャンスで凡退して、すごく悔しかった。腹を決めていった」。0―2の8回2死一塁。小島の初球の直球に、ありったけの感情をぶつけた。起死回生の同点弾を右翼スタンドに運んだ。

 初回無死一塁、3回1死一、二塁でともに併殺打。「完全に流れを向こうに渡して、メッチャ引きずった。だけど(T―)岡田さんとかに『今日はお前の日だ』と言われて。開き直って、思い切っていった」。ガッツポーズを繰り返しながらダイヤモンドを回り、ベンチ前では激しいハイタッチを何度もかわした。

 紅林が10日のソフトバンク戦(ペイペイD)で左手首付近に死球を受けて、この日はベンチ外。吉田正が負傷離脱し、その代役3番を担ってきた19歳も欠いた。宗の2併殺打などによるゼロ行進で空気が重くなりかけていた。中嶋監督は「今日は完全にやられていたので、追いついたのは非常に大きい」と勝ちに等しいドローにうなずいた。14年以来、7年ぶりのCS進出が決定。13日に勝てば、25年ぶりの優勝に向けたマジック「7」がともる。

 ロッテとの最終決戦の3連戦を前に、離脱中の主砲・吉田正から差し入れが届いた。「牛勝つ3度」をもじり、チーム全員に牛カツサンド。1つ1つに「優勝に向かってカツ!(笑)」と手書きのメッセージが添えられていた。「全員で補いながら、全員で戦っていきたい」と宗。上げ上げムードで、一気にVへのゴールを切る。(宮崎 尚行)

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