掛布雅之氏、巨人3連覇消滅…全く覇気が感じられない 「伝統」に恥じない戦いを

スポーツ報知
7回2死一、二塁、遊ゴロに倒れて悔しそうな表情を見せる坂本(カメラ・竜田 卓)

◆JERAセ・リーグ 巨人1―2阪神(12日、東京ドーム)

 巨人はあと1本が出ず、今季ワーストの7連敗。14年ぶりの阪神戦負け越しが決まり、リーグ優勝の可能性も消滅した。阪神レジェンド・テラーでスポーツ報知評論家の掛布雅之氏が解説した。

 阪神が巨人に14年ぶりのシーズン勝ち越しを決めたが、OBとしてはうれしさと同時に、宿敵の戦いぶりに寂しさを感じた。

 リーグ3連覇の目標がなくなった巨人ナインから全く覇気が感じられないのだ。調子が悪くても、つなぐ意識があれば得点は増えるものだが、各打者が淡々と打席を重ねている。松原にしても26試合連続安打は素晴らしい記録だが、7回1死一塁で大振りの二飛はいただけない。カウントや場面に応じた打撃を身につける必要がある。そして、最も心配なのは坂本だ。体にキレがなく、スイングが鈍い。

 79年に巨人から小林繁さんがトレードで阪神に入団してきた際の言葉を思い出す。「阪神には歴史があっても伝統はない」。この言葉に怒りを覚え、奮起したことでその年、初の本塁打王になれた。だが、冷静に両チームの優勝回数などを比べると、「伝統」の重みの違いを認めざるを得ないのも事実だった。

 今の制度ではCSから下克上での日本一は狙える。2年連続で4連敗を喫した舞台で借りを返すという発奮材料はあるはず。今こそ「伝統」に恥じない戦いをしないといけない。(阪神レジェンド・テラー、スポーツ報知評論家・掛布雅之)

 DAZNでは伝統の一戦「巨人vs阪神」を全試合ライブ配信

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