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2度目の五輪へ、宇野昌磨はシーズン初戦への決意は「どれだけくじけても立ち上がってやり続ける自分でいたい」…ジャパンOP前日練習終え、一問一答全文

今季初戦のジャパンOPに向け、練習を公開した宇野昌磨(10月1日撮影=カメラ・矢口 亨)
今季初戦のジャパンOPに向け、練習を公開した宇野昌磨(10月1日撮影=カメラ・矢口 亨)

▽ジャパンOP前日練習(2021年10月1日、さいたまスーパーアリーナ)

 平昌五輪男子銀メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)が、大会前日の公式練習後に取材に応じた。以下、一問一答全文。

 ―今日の練習内容について?

 「そのまま練習通り、日常の練習通りかなと思いました」

 ―ステファン・ランビエルコーチが近くにいない時間が続いているが、影響は?

 「技術は特にはないんですけど…ジャンプの技術は特にないんですけど。やっぱりプログラムというものにおいて、試合に向けて、まだ今シーズンたくさん試合があるので、一つ一つの試合を共にやっていて『もっとこの方が良いね』『もっとここにスピンやった方がいいね』『ジャンプのつなぎはこの方がいいね』とかできたらいいなと思い描いているものがあります」

 ―北京シーズン初戦。どういう意識で?

 「結構まだまだ自分の求めているもの、練習、できからしたら程遠いものではあるんですけど、ようやく例年に比べると、初めて世界で、世界のトップと戦えるようになるためのスタートラインに立てたんじゃないかなって思うので。あとは今プログラムでできているもの全て確率を良くする、自分の当たり前にするっていうのが、今自分に足りないものなのかなと思います」

 ―山田満知子先生がいたが?

 「そうですね。満知子先生と会うのはあんまりないんですけれども、中京大学で練習しているときに何度かお会いして、その度に話したり。樋口美穂子先生とも話したりするんですけど。僕が今回コーチがいないということもあって多分気をつかって声をかけてくれたのかなと思います」

 ―何かアドバイスは?

 「どうですかねえ。『いい感じだねえ』とかそんな感じです」

 ―4回転4種類5本を明日入れる?

 「そのつもりです。今日の練習もそのつもりでやったんですけど、パンクが多かったのであまりそう見えなかったと思うんですけど。一応ループ、サルコー、フリップ、トウループ2本ですね。その構成で明日はやっていこうと思っています。ただ、自分が明日できるかというと、正直できる確率というのは今現状かなり低いものだと思っていますけれども、例えば僕が明日失敗しようともこのワンシーズン通してこのプログラムっていうものを完成させたい。自分がこのプログラムをできる段階まで成長して、世界のトップと戦える選手になりたいと言う気持ちを込めて、たとえどんだけ失敗して打ちのめされてもこれをやりたいと僕は思っています」

 ―カーニバルオンアイスの練習で「アース・ソング」を滑っていたがSPは決定か?

 「いや。えーとですね…ほぼステファンコーチと会っていないので、決定と言い切るとやっぱりいろんな方に『こっちやらないんだ』と思われてしまうので。ただ僕の中で、もう一つの『オーボエ』を、まあ僕の中ではやろうかなっていうのを考えていまして。明後日に確か完全の試合ではありませんけどショートをやれる場があるので、そちらでフルでジャンプを入れてプログラムをやりたいと思っていて、明日のカーニバルオンアイスでやるのはジャンプの難易度を下げて『アース・ソング』をやると思います」

 ―スイスに渡ってからYouTubeの配信など、これまでにない部分を見せてもらっている。何か自分が変わった、成長したなと思うところがあるとしたら?

 「僕はやっぱり、日に日に考えだったり、自分というものが変化しているっていうのは常々実感しています。それがどんな形であっても、何が成長なのか僕にはわからないですけど、その時その時の自分を僕は一番信じていますし、今僕がやりたい、やろうと思っていることを全力でやろうと思っていますし、今の気持ちの現状としてはいろいろ4年間、前回のオリンピック終わってから、いろんなことを経験していろんなことに悩み、また何かいろんなものを経験した上で、やっぱりフィギアスケートってものをやりたいと思いましたし、挑戦し続けたい。そしてやっぱり世界のトップで戦える選手でいたいと思ったので。ただ、今までのような失敗を恐れる自分ではなく一つの成功を目指してひたむきに、どれだけくじけても立ち上がってやり続ける自分でいたいなと思います」

 ―4種類5本はいつから考えてきて、こういう決意に行き着いた?

 「シーズンオフに4回転ループを成功した時からですかね。それまでは深く…できたらいいなって言う位に思っていたんですけど、4回転ループを着氷したときに、何か今跳べているジャンプ全てを駆使して自分と言うものを試合でぶつけたい、世界にぶつけていきたいというふうに思ったので。それがとても大変なこと、なかなか体力の面だったり、やはりすべてのジャンプが確率が良いわけではないので、それを全て組み合わせるとなるとすごく難しいこと。それでもネーサン・チェン選手のようにそれを安定してやっている選手は世界にいる。僕もそこに追いつけるように、やっと前進したのかなというふうに思っています」

 ―世界のトップでいたいと言う思いはずっと持っていたのか? この数年いろいろ経験した中でまた改めて芽生えたものか?

 「もともと持っているものですけど、やはりそれに小さい思いとか、僕にはちょっと力及ばないなっていうふうに認識している部分が多々あったんですけど。世界のトップで戦いたい、そう思って自分にストイックになったとき、自分をそれで苦しめてしまったこともたくさんあったんですけど、まあだからこそ、スケート楽しみたいって言う気持ちに変化が起きたり。それでもやっぱり世界で戦いたいって再び思いましたし、自分の今までの失敗した経験をふまえて全てをうまく使って自分というものをコントロールしていきたいなと思っています」

 ―スイスに戻れる時期は?

 「このジャパンオープンが終わり次第、スケートアメリカまでスイスに戻る予定です」

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