【ソフトバンク】3位指名の北海・木村大成「競争の激しいチーム。自分で考えてやっていかないと」

スポーツ報知
北海・木村は「新人王」と目標を書いた色紙を手に笑顔でガッツポーズ

◆2021年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(11日)

 北海の150キロ左腕・木村大成投手(18)がソフトバンクから3位指名を受けた。松井裕樹に憧れる道産子は将来の侍ジャパン入りにも意欲。23年に開業する日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」でのがい旋登板も誓った。北海で木村とバッテリーを組んだ大津綾也捕手(18)は巨人育成10位、旭川実の田中楓基投手(18)はロッテ育成1位、北海学園大の鈴木大和外野手(22)は巨人育成1位で指名を受けた。

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 木村の運命の瞬間に電波も固まった。3巡目に入ったドラフト会議。北海高校校長室のテレビはソフトバンクの指名直前にフリーズした。「おっ!」。隣でパソコンで中継を見ていた秋山校長の驚く声で、左腕は指名を悟った。昨季まで4年連続日本一のソフトバンク。「うれしかったはうれしかったんですけど、すごく競争の激しいチーム。自分で考えてやっていかないと」。喜びと同時に緊張感も押し寄せた。

 色紙には「新人王」と目標を書き込んだ。「真っすぐとスライダーのコンビネーションで三振を多く取るのが自分のスタイル」。平川敦監督は「ストロングポイントは気持ちの強さ。気持ちを持ってプロに入って精進してほしい」と期待。同校を春夏連続甲子園に導いた左腕は「長い間1軍の舞台で活躍できる投手になりたい。最終的には日の丸を背負って戦える投手になりたい」と意気込んだ。

 両親に感謝を伝えたい。北海では1年春からベンチ入り。期待を背負う中で、冬季練習は過酷だった。全体練習の後、2時間半の走り込みを行う日々。心が折れそうになった時、母・利重子さんは「冬は必ず春となる」という言葉で、励ましてくれた。「悩んでいる時、優しい言葉をかけてくれた」。それが今では座右の銘。「感謝の思いを伝えたいと思っています」とはにかんだ。

 名前には「大きく成長する」と「大事を成す」の2つの意味がある。実家は日本ハムの新球場から徒歩10分。3日の日曜日の夜には、工事中の球場周辺を一人で散歩しマウンドに立つ自分を想像した。「同じパ・リーグ。投げたい思いはある。今よりも一回り成長する姿を、地元で投げてみんなに見せられるように頑張りたい」。大きく成長した姿でのがい旋に期待がかかる。(秦 雄太郎)

 ◆木村 大成(きむら・たいせい)2003年9月12日、北海道・北広島市生まれ。18歳。小学1年で北広島東部カープジュニアで野球を始め、北広島東部中では4番で投手。北海では高1春からベンチ入り。高3はエースとして春夏連続甲子園出場。好きな選手は松井裕樹投手(楽天)。好きな歌手はあいみょんで愛称はたいみょん。181センチ、77キロ。左投左打。家族は両親と兄。

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