◆2021年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(11日)
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が11日、都内のホテルで行われ、巨人は関西国際大・翁田(おうた)大勢投手(22)を1位指名した。最速157キロ右腕は「自分はリリーフに向いている。優勝のかかった試合を任せられるように」と“胴上げ投手”に意欲。160キロも目標に、同校出身として10年の榊原諒(日本ハム)、12年の益田直也(ロッテ)に続く新人王を目指す。
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翁田は最速157キロに決め球のフォーク、チェンジアップ、スライダーに加え、本人が「緩いスライダー」と言うカーブのような軌道の変化球を投げる。157キロをマークした9月19日の大産大戦では、延長10回に150キロを計測。スタミナも抜群だ。今まで全国大会と無縁だが、ロッテ・益田らを指導した関西国際大の鈴木英之監督(54)は「預かった中ではスケール、レベル、ポテンシャルが違う。160キロ近い球を投げられる能力はある」と推す。
趣味はマンガ、アニメで「ONE PIECE」好き。西脇工入学時の体重は65キロ。「(体が細く)練習に参加させてもらえず、ご飯を食べることが“練習”だった」という。投手と野手で違うが、昨年近大から阪神に1位指名された佐藤輝のようなスケールの大きさを感じる。(伊井 亮一)