【ドラフト】東北福祉大・椋木蓮は単独1位でオリックスが交渉権獲得

スポーツ報知
東北福祉大の椋木は、将来的な目標に「100勝100セーブ」と掲げた

◆2021年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(11日)

 東北福祉大の最速154キロ右腕・椋木蓮(21)は、オリックスが単独1位指名で「交渉権獲得」のくじを引き当てた。椋木は東北福祉大からは53人目のプロ野球選手(NPB、MLB)選手となった。

 オリックスに単独1位指名を受けた椋木は、「正直1位でいけると思わなかった。(指名を聞いて)うれしくて、体が熱くなった」とまさかの1位指名に驚きと喜びを隠さなかった。

 高い奪三振力を誇る快速右腕だ。現在も仙台六大学野球秋季リーグ戦中で、9日の第3節終了時までで5試合に登板。開幕戦の5回ノーヒットノーランを始め、計18回4安打1失点(自責1)で26奪三振をマークしている。昨秋のリーグ戦も8回無失点15奪三振で、リリーフとしては珍しいMVPも獲得した。

 東北福祉大としては、2005年に大学・社会人1巡目で楽天に指名を受けた松崎伸吾ら以来(社会人経由を除く)の1位指名だ。同大OBで、西武でプレーした大塚光二監督は、「ありがとう、うれしいよ。練習にうそは無いな、うれしいよムック(椋木の愛称)」とドラ1の肩に優しく手を置いた。椋木はオリックスの印象を「今リーグ首位で雰囲気も良く、明るいチーム」と話し「体の柔らかさを参考にしてきたのが、山本由伸選手だったので、早く一軍に上がって一緒に練習したいです」と球界を代表するエースへ弟子入りを志願した。

 大学では先発、中継ぎ、抑えとフル回転してきた。椋木はプロでの将来的な目標に「100勝100セーブ」と掲げ、色紙にも書いて決意表明。「将来的には先発も抑えも両方やりたいので、100勝100セーブを目指していきたい。でも1位指名で即戦力の働きを期待されていると思うので、まずは任されたところでしっかり自分の役目を果たしていきたい」と夢舞台での飛躍を目指す。

 

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