9日の東京5R(芝1800メートル)は、9月のセントライト記念を勝ったアサマノイタズラの半妹モカフラワーが、直線で内から抜け出し、デビュー戦を飾った。石川裕紀人騎手は「着差以上に余力がありました」と走りを評価した。10日の東京4R(芝1600メートル)は、キタサンブラック産駒のラスールが快勝。ルメール騎手は「新しいグランアレグリア」とその才能を絶賛した。
【10月9日・東京6R、2歳新馬、ダート1400メートル、良馬場=16頭立て】
◆レッドゲイル(牡、美浦・手塚貴久厩舎、父ヘニーヒューズ、母マレーナ、母の父ダイワメジャー)458キロ、馬主=東京ホースレーシング、生産牧場=信岡牧場
【血統】ダイワメジャー産駒の母は現役時、ダートのマイル以下で3勝。祖母のウィストラムは、スプリングS2着アウトライアーズ(父ヴィクトワールピサ)を出した。
【レースVTR】2番枠を生かして道中は好位のイン。最後の直線では前を走る2頭に目標を定めて一完歩ずつ迫ると、残り100メートルから一気に加速して2頭をとらえ、逃げたユイノピラウトゥルに3/4馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。勝ち時計は1分26秒0。
【コメント】ルメール騎手「2コーナーから流れに乗れました。その後はいい反応をしていい瞬発力を見せてくれた。まだ怖がりで子供。最後にムチを使ったらピュッと脚を使いました」
【将来性】★★★ ※手塚調教師は「仕上がりの良さが生きましたね。十分乗り込んでいましたから。時計もまずまずだし、力通りではないですか。期待通りでした」と話した。
【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】
タイセイジャスパー◇ 9日東京4Rダ1600(吉澤ステーブルEAST)
モカフラワー ◇ 9日東京5R芝1800(吉澤ステーブルEAST)
レッドゲイル ◇ 9日東京6Rダ1400(高橋TC)
シダー ◇ 9日阪神4Rダ1400(宇治田原優駿ステーブル)
アートハウス ◇ 9日阪神5R芝2000(信楽牧場)
ジャスパーグレイト◇ 9日阪神6Rダ1800(チャンピオンヒルズ)
スマートプレジール◇ 9日新潟5Rダ1200(吉澤ステーブルWEST)
ラスール ◇10日東京4R芝1600(ノーザンファーム天栄)
テラフォーミング ◇10日東京5R芝2000(吉澤ステーブルEAST)
ピンハイ ◇10日阪神4R芝1400(宇治田原優駿ステーブル)
タガノエスコート ◇10日阪神5R芝1800(宇治田原優駿ステーブル)
グランデレジーナ ◇10日新潟5R芝1600(ノーザンファームしがらき)