【巨人】1位指名は即戦力投手 最有力は西日本工大の隅田 関西国際大の翁田、三菱自動車倉敷の広畑らも候補

スポーツ報知
最速150キロ左腕の西日本工大・隅田

 巨人が11日の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」で、即戦力投手を1位指名する可能性が高いことが10日、分かった。西日本工大の最速150キロ左腕・隅田知一郎(ちひろ)投手(22)が最有力候補。関西国際大の最速157キロ右腕・翁田(おうた)大勢投手(22)、三菱自動車倉敷オーシャンズの最速154キロ右腕・広畑敦也投手(23)も1位候補としてリストに残ったとみられ、他球団の動向を見極めた上で当日に最終決定する。

 難解な21年ドラフトにおいて、巨人は即戦力投手の獲得を基本方針とした。これまでに大塚副代表が「1位、2位は投手」と方向性を明かしていたが、高校生か即戦力かは伏せていた。話を総合すると、将来性豊かな高校生投手が多くそろう中、現場からのリクエストとして届いた即戦力投手の指名を優先するもよう。150キロ左腕・隅田(西日本工大)が最有力候補で、157キロ右腕の翁田(関西国際大)、社会人ナンバーワン右腕の呼び声が高い広畑(三菱自動車倉敷オーシャンズ)、森(三菱重工West)らが上位リストに残ったもようだ。

 チーム状況を思えば、最善の選択だ。補強ポイントを明かす通り、質、量とも不足している。若手も1軍レベルに到達していると言い切れる投手はまだ少ない。特に先発ローテは苦しく菅野、山口、戸郷、高橋、メルセデスの5枚で回している現状。V3が絶望的な状況から、来季の巻き返しへ1枚でも2枚でも先発を任せられる投手を加えたい事情がある。

 最終的な判断は、最後の最後まで他球団の動きを見極めた上で下す。風間、小園、森木ら将来、チームのエースとなり得る好素材がそろう高校生に比べ、即戦力の期待がかかる大学・社会人は特定の選手に人気が集中しそうな傾向にある。大塚副代表が「今年のドラフトは即戦力か高校生かも含めて、当日まで熟考する予定です」と話した通り、1位は会議当日の11日に正式に決定する。

 最優先は柱となれる投手の確保だ。球団は、例年に比べて抽選に外れた時のリスクは高いとみている。隅田についてはすでに西武が1位指名を公言するなど、競合は確実。指名球団数が増えると判断した際には、思い切って指名を回避する流動性も持たせているという。指名人数は5~6人を予定。駆け引きは会議直前まで続く。

 ◆隅田 知一郎(すみだ・ちひろ)1999年8月20日、長崎・大村市生まれ。22歳。小2から野球を始める。波佐見では2年秋に左肘を剥離(はくり)骨折と疲労骨折した影響で、3年夏にエース格として甲子園出場も背番号は10。大学では1年春からリーグ戦に登板し、通算42登板で14勝7敗、防御率1・96。177センチ、76キロ。左投左打。

 ◆翁田 大勢(おうた・たいせい)1999年6月29日、兵庫・多可町生まれ。22歳。西脇工では2年秋からエースも甲子園出場なし。大学では2年春にリーグ戦デビューも3年秋は右肘炎症で登板がなく、今春も右肘疲労骨折で1登板のみ。復調した今秋は自己最速を4キロも更新する157キロを計測した。スリークオーターとサイドの中間の腕の高さから投げ込む剛速球が最大の武器で、変化球はフォーク、チェンジアップ、スライダー。181センチ、88キロ。右投右打。

 ◆広畑 敦也(ひろはた・あつや)1997年12月3日、岡山県生まれ。23歳。玉野光南高では1年夏にチームが甲子園出場も自身はベンチ外。エースだった3年夏は県4強。帝京大では通算5勝9敗。最速154キロの社会人NO1右腕。三菱自動車倉敷オーシャンズでは、昨年の都市対抗で前年覇者のJFE東日本に1失点完投勝ちして若獅子賞(新人王)を受賞した。直球の回転数はメジャー級とも呼ばれる2600超。カーブ、縦と横のスライダーにフォークを操る。177センチ、83キロ。右投右打。

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