U―22日本代表、川崎内定MF松井蓮之ら年長4選手「ピッチ内外で素晴らしい行動」パリ世代とも切磋琢磨

スポーツ報知
U―22日本代表の川崎内定MF松井蓮之(中央)

◆練習試合 U―22日本代表 2(2―0、0―0、0―1)1 U―20全日本大学選抜

 U―22日本代表はU―20全日本大学選抜との練習試合(45分×3本)を2―1で勝利した。先発出場したパリ五輪世代の柏FW細谷真大が2ゴール。チームは10日で1週間の合宿を打ち上げ、26日からU―23アジア杯予選に挑む。

 キャプテンマークを託された法大MF松井蓮之(来季川崎内定)が紡いだ言葉の端々には、責任感や強い意志が表れていた。「チームをまとめたり、自分たちが大学で経験しているものを還元したり、ベースの強度や切り替えを落とし込んで、よりよいものを見せて引っ張っていく役割を求められてると感じる」。3年後のパリ五輪世代を中心とするメンバー編成だが、今合宿には松井を含め4人の99年・00年生まれの選手が招集され、オーバーエージのような役割を担った。

 アンカーの松井は、持ち味とする球際の強さやハードワーク、ボール奪取と鋭いパスから攻撃の起点となるだけでなく、時には自ら前線へ仕掛けるシーンも。6日の横浜FM戦(5〇0)でも途中出場すると、同年代の山原怜音(筑波大・来季清水内定)らと声を張って味方を動かすキャプテンシーを見せた。「いいプレーをするまわりの選手が多いので、生かしてあげないといけない」。ピッチ上で力強く体現するだけでなく、積極的な声かけから和気あいあいとしたパリ世代の雰囲気にも溶け込んだ。

 冨樫剛一監督も「人としても信頼たる男たち。ピッチ内外で素晴らしい行動、プレーヤーとしての質もトレーニングから上げてくれている。若いチームの中で彼らが与える役割は非常に大きい」と4人のもたらす効果に納得顔。ただ指揮官はチームをまとめる役割も当然求めるが、「競争に勝って代表のユニホームを着る選手でないといけない。ぶれずに若い選手は勝負してくれている」と互いに世界に挑む舞台をかけて勝負するライバルであることも大前提として強調した。

 松井は「ほとんどが(高卒)プロで活躍してる。能力や技術は大学より高い。いいものを吸収している」と語り、横浜FM角田涼太朗も「年下でも経験のある選手がたくさんいるので少しでも自分も成長したい」と学ぶ意欲を前面に出したように、4人の中にも勝負魂が宿る。パリ世代の22人にとっても、大きな刺激となったはずだ。

 松井自身は矢板中央高時代に世代別代表に招集されたものの、「まだ技術もベースもできていない状態。自分の特徴や良さを出せずに終わってしまった」と継続して呼ばれることはなく、「悔しい思いはずっとあった」。所属する法大でレギュラーに定着したのは3年生になってからだが、「技術や球際、切り替えは成長している」とJ1トップクラブ入りの切符を手にした。大学ラストイヤーの今年は、夏の総理大臣杯を制し、リーグ戦や全国選手権でも頂点を狙う。磨きをかける「ゴールに絡んでいく」攻撃面の進化も止まらない。

 2試合を戦ったが、「勝ちはしたけど、内容は納得いかないことばかり」「もっと引っ張って守備でも攻撃でも狙いを合わせていかないと」と目指すレベルはもっと高いところにある。「また選出してもらって、もっと自分が代表を引っ張っていくという気持ち」とかける思いもひときわ強い21歳。「チームに帰っていいものを磨きたい」と決意を新たにした。

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