片岡千之助、11歳当時の初共演で知った役者としての祖父

スポーツ報知
「永遠の憧れ」という祖父との共演に意気込む千之助

 片岡仁左衛門(77)が、東京・歌舞伎座11月公演「吉例顔見世大歌舞伎」(1~26日)で孫の片岡千之助(21)との共演で「連獅子」に登場する。

 端正な顔立ちでファッション誌の誌面を飾ることもある松嶋屋の御曹司。千之助は今年3月、21歳の誕生日に祖父の仁左衛門から「また一緒に『連獅子』をやりたい」と告げられ、「ぜひ、やらせていただきたいです!」と心を躍らせた。

 2011年6月の新橋演舞場。「連獅子」の仔獅子を初役で勤めたことを鮮明に覚えている。稽古で祖父から「もっと腰を落とせ!」「足を広げなさい!」と厳しく指導され、その迫力に圧倒された。「当時11歳。まだ甘えがあった。祖父としてではなく、初めて片岡仁左衛門として接してくれた。祖父は『連獅子』をやることが役者としてのケジメだと思っていたんです。『こんなに厳しい人だったんだ』と驚きました」

 祖父から受け継いだのは華やかな外見だけではない。「人に求められる役者になりなさい」という心意気を胸に刻んでいる。「祖父は存在自体がすごいし、僕にとって永遠に憧れ。お客様や他の役者、いろんな人に求められる役者になりたいし、時代に求められる役者になりたい」。最近は立役(男役)だけでなく、女形の機会も増えて「今後、歌舞伎を続けていく上で生かされるはず」と前向きに捉えている。

 青学大に通う現役大学生で「古代ギリシャの演劇や西洋文化を学んでいます」。同級生をはじめ「若い世代に歌舞伎に興味を持ってもらいたい」という意識も強く「歌舞伎座で『連獅子』をやらせていただけるのは大きなチャンス。しっかり見ていただけるように頑張りたい」と意欲を見せている。(有野 博幸)

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請