◆東京新大学野球秋季リーグ戦第6週第1日▽創価大4―1流通経大(9日・さいたま市川通公園)
創価大は、ドラフト候補の最速152キロ左腕・鈴木勇斗投手(4年=鹿屋中央)が先発。制球が定まらず8四球を与え、8回途中で降板したものの、被安打2、失点1で踏ん張った。
前週まで7勝無敗でトップを走る流通経大に対し、創価大は7勝1敗。負けられない戦いで勝利投手になり、堀内尊法監督(53)は「悪いなりに、よく粘った。さすがエース」とたたえた。
「左打者が7人いて、外への際どい球が外れたり、引っかけたりしましたが、四球を出してもOK、出しても慌てないよう意識しました」と鈴木。制球を乱しても、自分の心はしっかりとコントロールしてピンチを切り抜けた。
ドラフトまで、あと2日。ネット裏には、3球団10人のスカウトの姿があった。「(新型コロナウイルスの影響で出場辞退し)春に投げられず、アピールする場面が少なかったのですが、それでも評価を頂いているのは、すごくうれしいです。その日がすごく楽しみ」と言って鈴木は目を輝かせた。