今季で引退の金井大旺、母校で現役ラストラン「信頼される歯科医師に」

現役ラストランを終えた陸上110メートル障害の金井大旺(右)と矢沢航(左)は健闘をたたえあう
現役ラストランを終えた陸上110メートル障害の金井大旺(右)と矢沢航(左)は健闘をたたえあう

 陸上男子110メートル障害前日本記録保持者で東京五輪代表の金井大旺(ミズノ)が9日、現役ラストレースとして母校・法大で行われた競技会に参加。卒業後を含めて8年間、汗を流してきた思い出のグラウンドに立ち、13秒55(追い風0・1メートル)のトップで駆け抜けて現役生活を締めくくった。

 東京五輪では準決勝まで進出。家業を継ぐため、今季限りでスパイクを脱ぐ決断は変わらなかった。「東京五輪を最終目標に、限界を超えるトレーニングをしてきたので、悔いなく終われる。陸上に熱中して、分析して、試行錯誤していく。1つのことに、1日の全てを割く気持ちでやってきた経験は大きい。勉学も同じことだと思う。全力を尽くして、信頼される歯科医師になりたい」と夢を膨らませた。

 この日出した13秒55のタイムは、五輪や世界陸上で準決勝進出が狙えるレベルの好記録。競技者としては脂の乗った時期に、引退となる。指導してきた苅部俊二・法大監督も「本当はまだまだいけるから、惜しいなという気持ちはある。ただ、(競技人生の絶頂で)きれいに終わるのも、彼の美学なのかなと思うので尊重したい。世界陸上、五輪にいって日本記録も出した。本当に、指導者としていい思いをさせてもらった」とねぎらった。

 今後は歯科医師免許取得のため、大学入学を目指す。所属のミズノとは、来年1月末まで契約を残しており、勉強と並行して陸上教室への参加なども行う予定という。

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