10月9日の阪神11R・オパールS(3歳上オープン、リステッド、ハンデ・芝1200メートル=16頭立て)は、3番人気のサヴォワールエメ(牝5歳、栗東・辻野泰之厩舎、父ダイワメジャー)が好位から差し切って、オープン初Vを決めた。勝ち時計は1分8秒2(良)。
二の脚が速く、アスタールビーを行かせて好位のインに収まる。前半3ハロン34秒2の淡々とした流れ。4角で鞍上の手が動き、開幕週の馬場で逃げるアスタールビーがなかなか止まらなかったが、残り50メートルでとらえると、ナランフレグ(2着、丸田恭介騎手)以下の追撃を1馬身差で振り切った。
テン乗りで結果を出した酒井学騎手は「前の2頭を行かせて、インにはまって理想通りでした。指示通りしっかり動いてくれたし、いい時にいい馬に乗せてもらいました」と感謝した。
管理する辻野調教師は「昇級で流れが速くなって、開幕週もどうかと思っていましたが、1200メートルの流れが向いていますね。イライラさせない調整方法も、うまくいっています。ハンデも軽かったですが、この子が力を発揮できる条件が見付かって良かったです。次走はオーナーと相談してからですね」と穏やかな表情で話した。