草笛光子と毒蝮三太夫の円熟した人間味に触れて考えた「老後とは何か?」

スポーツ報知
大ヒット祈願イベントを行った毒蝮三太夫と草笛光子

 「人生100年時代」とも言われるが、老後に不安を抱える人は多いはず。むしろ、コロナ禍や地震、台風のような自然災害を経験して「いつ何が起こるか分からない」と不安は募るばかりだ。

 9月28日に東京・浅草の今戸神社で天海祐希の主演映画「老後の資金がありません!」(前田哲監督、10月30日公開)の大ヒット祈願イベントを取材した。そこで87歳の草笛光子、85歳の毒蝮三太夫という大ベテランの前向きな言葉を聞いて、ハッと目が覚める思いがした。

 2人に共通するのは「老後だと思っていない」ということ。印象的だったのが、草笛が「血液検査をしてもどこも悪くない。食べ物はおいしい。本当に今、最高に幸せだと思っています」と語ったこと。司会者から「老後って何ですか?」と聞かれた毒蝮も「元気に年を取らないと面白くない。近所の人とのつながりもないと、どんどん老け込んじゃう。最近は暗い顔したじじい、ばばあが多いんだよ。もっと笑顔で過ごさないと」と元気いっぱいに答えた。

 さらに10月22日に88歳の誕生日を迎える草笛が「私はね、自分を面白がっているの。『88ってどうなるんだろう』って。初めてだから面白いの」と好奇心いっぱいの少女のように言えば、毒蝮が「88歳になるのは初めてだからね。そういう年寄りがいないと日本はだめになっちゃうよ」とフォローした。

 草笛や毒蝮のように80代になっても、現役で仕事を続けるのは難しいかもしれない。それでも「人生を面白がる」「家族や近所の人とのつながりを大事にして笑顔で過ごす」ということは誰にとっても参考になる。2人の言葉を聞いて清々しい気持ちになったし、年齢を重ねるのも悪くないなと思った。(有野 博幸)

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請