大河「青天を衝け」徳川慶喜に続き西郷隆盛もナポレオンルックに!? 第30回見どころ

スポーツ報知
西洋風の軍服に身を包む西郷隆盛を演じる博多華丸

 俳優の吉沢亮が実業家の渋沢栄一を演じるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜・後8時)の第30回「渋沢栄一の父」が10日に放送される。タイトルからすると栄一の父・市郎右衛門(小林薫)の身に何かが起こるのかも知れない。

 最新話も内容が盛りだくさん。新政府の高官となった栄一は、日本を変えるべく郵便や貨幣制度を整える。五代友厚(ディーン・フジオカ)と「カンパニー」(会社)について話し合い、日本の商業に思いもはせる。その一方で埼玉・血洗島には年老いた父母や親類らのことも考える。回想シーンを多く使い、様々な登場人物の心情が細かく描かれる今作。父子のコミュニケーションが注目される。

 公式サイトの予告動画に気になるシーンがあった。「まだ戦が足らん!」と声を張り上げる西郷隆盛(博多華丸)が西洋の軍服姿なのだ。フランス皇帝からもらった服を着て“ナポレオンルック”で戊辰戦争に敗れた徳川慶喜(草ナギ剛)が思い出される。

 前回「栄一、改正する」(3日放送)では、栄一が「改正掛」として特命チームを引っ張り、多くのアイデアを実現させる様子が描かれた。職場の自分宛に手紙を書きポストに投函し、数日後に手紙が届いて喜ぶ栄一ら。郵便制度確立の瞬間は、なるほどと思わせられた。

 職場では、変顔と大声でキャラを確立させSNSで人気だった上司の大隈重信(大倉孝二)が異動。新しく井上馨(福士誠治)が就任する。威勢のいい口調と口ひげで「またクセのありそうな…」と戸惑う栄一。井上は「わしにまかしちょけ!」と長州なまりでハイテンションだ。

 井上は鹿鳴館や帝国ホテルを作った歴史的業績と同時に、短気な性格でも知られる。個人的には温厚そうなイメージがあった福士。先日オンラインでインタビューした際は「(台本に)『ここで怒る』と、あまり書いてない。どこかで出せればいいな」と苦笑いしていた。

 大河ドラマでは刀での斬り合い、策略による足の引っ張り合いが日常茶飯事。怒りの演技は必須ともいえる。「青天―」でも吉沢を筆頭に小林、竹中直人、岸谷五朗など、毎週のように誰かが怒っているような印象だ。あるテレビ局関係者は「日常的に怒ることの少ない日本人は、怒りの演技が得意ではない傾向がある」と話すが、キャスト陣の怒りっぷりは見ものだ。

 第29回の世帯視聴率は13・1%だった。前の週より0・7ポイント下がったものの、時間帯ではテレビ朝日系「ポツンと一軒家」の15・0%に次ぐ数字。終盤へ差しかかっても安定しているのはファンが離れていないからだと思う。(NHK担当・浦本将樹)

※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請