U22日本代表・角田涼太朗「スキをつくらないチームに」 チーム統率し、自身の成長も目指す

角田涼太朗
角田涼太朗

◆練習試合(45分×3本) U22日本代表(2―0、0―0、3―0)横浜FM(6日・Jヴィレッジ) 【得点者】松岡、鈴木、佐藤、細谷、田中

 24年パリ五輪世代を中心としたU―22日本代表は合宿3日目の6日、下部組織の選手らでメンバー編成された横浜FM(トップ2選手出場)との練習試合で、5―0と勝利した。

 センターバック(CB)の横浜FM角田涼太朗は、年長者としてチームを率いるだけでなく、自身の成長も求めていく。パリ世代にとって初の国際大会・U―23アジア杯予選(26日~)に向け、今合宿には22歳の角田を含めてオーバーエージ的役割を担う存在として99年・00年生まれの4人が招集された。「率直にびっくり。でもうれしかった」と2年ぶりの代表活動が決まった時の心境を振り返り、「プレーで引っ張っていけたらとは思う。ただ年下でも経験のある選手がいっぱいいると思うので、その中で自分も少しでも成長できたらいいなと思ってきた」と抱負を示した。

 練習試合には1本目から出場。厳しいブロック、的確なコーチング、自チームでも特に学んでいるというビルドアップにも積極的に挑戦し、完封勝利に貢献した。「声をかけながら失点なく終われたのは良かった」とうなずいたものの「相手にボールを持たれる時間が続いた中で、自分や中央にいる選手が修正できる面が大きい。うまくいかないなって時に早く修正することは大事」と課題も見つけ、細かいポジショニングなど試合中に修正していく重要性を説いた。

 冨樫剛一監督からも「やれると思って呼んだ」と伝えられたように、チームを引っ張る存在としても期待される。合宿初日には、同年代の郷家友太(神戸)、山原怜音(筑波大/清水内定)松井蓮之(法大/川崎内定)とミーティング。自らを「プレーで引っ張るタイプ」と称するが、6月まで所属した筑波大でもDFリーダーとして後輩からの厚い信頼を得ていた。パリ世代がこれまでの国内合宿で積み上げてきたものを尊重しつつ、「4人が入ってどんな刺激を与えられるか。自分はやっぱり後ろからのビルドアップ、守備での統率の面、それがチームのプラスになればいいな」と強い覚悟をにじませた。

 7月にプロ契約を結んだ横浜FMでは、今季主力を張ってきたDF畠中槙之輔が長期離脱していることもあり、CBの台頭は必須。激しいポジション争いの中、定位置をつかめない現状に「すごく苦しい、厳しい状況」と心境も明かしたが、「毎日日本のトップ選手と一緒に練習することで、間違いなく自分のプラスにはなっています」と折れることなく日々の練習でトライしてきた。この日はトップチームのスタッフも見守っていたが、「自分の特徴や持ち味は少しは発揮できたのかなと思っているので、自分が今やってることを、信じてやり続けていきたい」と突き進んでいる道への自信も得た。

 にぎやかな雰囲気の中、質の高い練習で連係を深めるチームは、月末のアジア杯予選に向けてさらに練度を上げていく。DFラインを統率する守備の要はアジアの戦いを見据え、「失点しないことは意識したい。楽な試合は一つもないので、スキをつくらないチームに」と言葉に力を込めた。前橋育英高時代の日本高校選抜、各世代別代表、全日本大学選抜としても世界経験を積んできた角田が大きな背中を見せ、U―22日本代表を後ろから支える。

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