【オリックス】紅林弘太郎、先制アーチが球団初10代10発目「プロに入ってから一番の感触」8連勝呼んだ

10号を放った紅林弘太郎(左)と8勝目を飾った山崎福也(カメラ・義村 治子)
10号を放った紅林弘太郎(左)と8勝目を飾った山崎福也(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス9―0日本ハム(5日、京セラドーム大阪)

 オリックスが13安打9得点と打線が爆発して、大勝を収めた。引き分けを挟む連勝を「8」に伸ばし、貯金も今季最多の「15」に増やして首位堅守。残り14試合で2014年以来7年ぶりとなる勝ち越しが決まり、中嶋聡監督は「いいゲームだったと思う」と頬を緩めた。

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 19歳が記録的アーチで打線に火を付けた。初回1死一塁。紅林は河野の直球を完璧に捉えた。左翼5階席まで飛ばす豪快な10号先制2ラン。「プロに入ってから一番の感触。メッチャ気持ちいい」。2リーグ制後、球団史上初めて「高卒2年目開幕遊撃」をつかんだ男が、同じく球団初となる「10代での2ケタ本塁打」でチームを13安打9得点の大勝に導いた。

 左太ももの負傷離脱から復帰した吉田正が骨折で、わずか6試合で3日に再離脱。「できればT(―岡田)さんとかに打ってほしい」とおどける新鋭が「3番」に入り、11試合で4発目を放った。同じ遊撃手で高卒2年目に8本塁打だった憧れの巨人・坂本超え。「坂本さんは打率がすごい。僕は率を残せないので、長打力で長所を出していければ」と謙虚に理想を追いかける。

 1年前は2軍でもがいていた。ファームでも1本塁打。「野球人生で、あんなにうまくいかないことはなかった。でも、毎日試合で切り替えもできず。このままじゃ(プロとして)終わると思った」。当時92キロだった18歳は、練習と食トレで体をつくり、今や98キロ。「休日に動かないと(体重が)たまに3ケタに…。でも、しっかり食べないと寝られない。気にせず、いっぱい食べて寝ていたら太った」。トレーナーに怒られながらも蓄えたパワーを発揮。心身ともに太くなった。

 1分けを挟む8連勝でシーズン勝ち越しを決めて首位をキープ。中嶋監督は「(吉田)正尚が帰ってきて、3番を打てるかといえば違う。いつまでたっても“3番目”」と厳しい言葉で期待と愛情を示した。「まだまだな部分ばかり。もっと、きっちりやっていきたい」と紅林。まだある伸びしろの分だけ、チームを押し上げていく。(宮崎 尚行)

 ◆紅林 弘太郎(くればやし・こうたろう)2002年2月7日、静岡県生まれ。19歳。駿河総合高時代に高校通算40本塁打。甲子園出場なし。19年ドラフト2位で入団。50メートル走6秒2。186センチ、98キロ。右投右打。

1回1死一塁、紅林弘太郎は先制となる左越え2ラン本塁打を放つ(カメラ・義村 治子)
1回1死一塁、紅林弘太郎は先制となる左越え2ラン本塁打を放つ(カメラ・義村 治子)

10号を放った紅林弘太郎(左)と8勝目を飾った山崎福也(カメラ・義村 治子)
1回1死一塁、紅林弘太郎は先制となる左越え2ラン本塁打を放つ(カメラ・義村 治子)
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