藤川球児氏が分析 首位オリックスは主軸・吉田正尚の離脱も8連勝の根拠とは

スポーツ報知
5回1死、宗佑磨は追加点となる右中間ソロ本塁打を放ち、伏見寅威(左)とパフォーマンスをする(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス9―0日本ハム(5日、京セラドーム大阪)

 オリックスが13安打9得点と打線が爆発して、大勝を収めた。引き分けを挟む連勝を「8」に伸ばし、貯金も今季最多の「15」に増やして首位堅守。残り14試合で2014年以来7年ぶりとなる勝ち越しが決まり、中嶋聡監督は「いいゲームだったと思う」と頬を緩めた。スポーツ報知野球評論家の藤川球児氏が、好調のオリックスに迫る。

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 オリックスの野球は見ていて面白い。主軸の吉田正の離脱は非常に痛いはずだが、その穴を埋めようとチーム一丸になっている。

 まず打線の並びが良く、おのおのの打順の役割が明確だ。吉田正の代役3番・紅林が初回に甘い直球を捉えた。打率は高くないが、後ろに好成績の4番・杉本が控え、投手はストライクゾーンで勝負したくなる。同じことが2番に定着した宗にも言え、本来の3番・吉田正が“育てた”といっていい。また、モヤが6回無死一、二塁で進塁打を意識した上からたたくスイングで右越え3ラン。4回無死二塁での一ゴロの際にはベンチから拍手が送られ、意思疎通が図れていることがうかがえた。

 守りでは、2点リードの2回無死一、三塁で二塁手・安達の好判断があった。ゴロを処理した遊撃からトスを受けると二塁封殺の後、三走が本塁にスタートを切る動きを見て、三塁に送球。帰塁されてアウトにこそできなかったが、一塁送球で併殺を狙っていたら、生還を許していたかもしれない。先発・山崎福も1点を防ぐプレーに応え、無失点に。カーブなど誘い球を使う投手だけに、点差があるほど余裕を持った配球ができる。好守が快投を後押しした。

 中嶋監督、水本ヘッドコーチが捕手出身で視野も広いのだろう。攻守のバランスが取れ、勝っている根拠は随所に見受けられた。(藤川球児=スポーツ報知評論家)

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