【巨人】高橋由伸氏、巨人打線よ「シンプルに『しっかりと打つ』だけでいい。坂本の集中力見習ってほしい」

スポーツ報知
6回1死一塁、坂本勇人は適時二塁打を放つ (カメラ・堺 恒志)

◆JERAセ・リーグ ヤクルト3―2巨人(5日、神宮)

 巨人が首位ヤクルトとの3連戦初戦を追撃及ばず落とした。3点を追う打線は5回に大城、6回には坂本のタイムリーで反撃したものの2得点にとどまった。4番の岡本和は4打数無安打と沈黙。9試合連続で本塁打が出ておらず、打点もなし。これで首位とは6・5差。2位阪神とも5・5差に開いた。スポーツ報知評論家の高橋由伸氏が巨人打線へ奮起を促した。

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 チーム状態の悪かった9月(6勝14敗5分け)なら、あっさりと敗れていたと思う。だが、9回は一打逆転まで持ち込んだ。ここで1本出ないところは相変わらず。いい試合をしても勝たなくては意味がない。

 負けたら終わり。そんな気持ちで臨んだと思う。坂本の集中力は素晴らしく、打線が打てない中でも2安打1打点と引っ張った。だが、4番・岡本和。得点圏で3度凡退したが、メカニック的に悪くは見えない。ただ、ちょっとした気負いの部分だろう。先に結果を考えすぎてミスショットが多かった。ミートポイントに向けて多少のズレがあった。

 シンプルに「しっかりと打つ!」だけでいい。坂本の、ここぞの集中力を見習ってほしい。実にシンプルに振っていた。まだ戦いは残っている。和真らしさを取り戻せば、すぐに打線の流れは変わるはずだ。

 細かなことを言えば、捕手・小林の配球面でも、もったいなさを感じた。打者を追い込んでからムダなボール要求があったりと、自分たちで苦しくしていないか。打者と勝負するという、これもシンプルな考えでいい。相手の捕手・古賀はジェスチャーをまじえて投手を鼓舞し、状況に応じた配球が目立った。

 優勝は現実的に、さらに厳しくなった。それでも、諦めてはいけない。何があるか分からないのだから。一戦必勝の姿勢を崩してはいけないし、チーム状態は必ず上がってくるはずだ。(高橋 由伸=スポーツ報知評論家)

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