荒木絵里香「娘と過ごす時間を大事にしたい」五輪4大会出場ママさんアスリートが引退

スポーツ報知
引退の記者会見で花束を贈られ、笑顔を見せる荒木絵里香

 バレーボール女子の五輪銅メダリストで今夏の東京大会で日本代表主将を務めた荒木絵里香(37)=トヨタ車体=が5日、名古屋市内で引退記者会見を行った。

 08年北京大会から4大会連続で五輪に出場。26年間の選手生活を、「選手を味わい尽くせた」と充実の表情で振り返った。

 12年ロンドンで銅メダル獲得。13年に結婚し、14年1月に長女を出産。産休明けも「ママさんアスリート」としてコートに立ち続け日本代表をリードしてきた鉄人は、「ここまで夢中になってこの年齢までやり続けられるとは思っていなかった。想像を超えるぐらい幸せな競技生活を歩ませてもらった」。五輪が延期になった昨年3月、現役続行を決めた際に今夏で退くことを決断したという。「娘と過ごす時間を大事にしたい」と、7歳になった長女への思いを語った。

 今後については女性の社会参画への貢献や、指導者になることを視野に入れながら「バレーボールやスポーツをいろんな方面から学びたい」と大学院進学に向けて準備中。16年から在籍したトヨタ車体では非常勤職員のチームコーディネーターとして活動に携わっていく。(菅原 美沙)

 ◆荒木に聞く

 ―髪を短く切った。

 「バレーボール選手ではできない、最もうざい髪形にしたいなとずっと思っていた(笑い)」

 ―娘さんの反応。

 「伝えたときは喜んでいました。東京五輪で負けた後に『ママがバレー選手じゃなくなっちゃう』と泣いていたと聞いた」

 ―印象に残っている試合。

 「12年ロンドン五輪の中国戦。フルセットで全て2点差の経験はない。最高の舞台で、最高の仲間と最高の対戦相手とできたことは素晴らしい経験だった」

 ―影響を受けた選手。

 「(元代表の)木村沙織さん。東京五輪が終わって2人で思い出話をして楽しい時間を過ごせた」

 ―荒木絵里香はどんな選手。

 「執念深い、諦めが悪い。不器用なのは自分が一番分かっているし、下手なのも分かっているからこそ、ここまで執念深くできた」

 ◆荒木 絵里香(あらき・えりか)1984年8月3日、岡山県生まれ。37歳。成徳学園(現下北沢成徳高)を卒業し、2003年に東レに入社。14年に上尾、16年にトヨタ車体へ移籍。08年北京五輪5位。12年ロンドン五輪は主将で銅メダル獲得。16年リオ五輪5位。21年東京五輪は主将を務め10位。13年に元ラグビー日本代表の四宮洋平氏と結婚、14年1月に長女を出産した。身長186センチ。

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