西日本工大・隅田知一郎、大学ナンバー1投手は九州にいた!150キロ&変化球6種…11日ドラフト会議

スポーツ報知
西日本工大・隅田

 11日に行われるドラフト会議まで、ついに1週間を切った。今年は例年より2週間ほど開催が早く、ペナントレースの真っ最中とあって1位指名選手を公表した球団はゼロ。手の内の探り合いをしている状況だ。市和歌山の152キロ右腕・小園健太(3年)ら高校生投手のBIG3に注目が集まる一方、大学生投手にも実力派がそろう。スポーツ報知では、全5回にわたってドラ1候補を紹介。第1回は、西日本工大(九州地区大学北部)の150キロ左腕・隅田知一郎(4年)。

 今年の大学NO1投手は、九州にいた。それも、九産大や九州共立大、福岡大といった強豪が集う福岡六大学でも九州六大学でもない。九州地区大学連盟の西日本工大だ。地方リーグで1年春から登板機会を得た隅田は順調に成長。最速150キロの直球に多彩な変化球を自在に操る投球で、堂々のドラ1候補となった。

 6月の全日本大学選手権では、1回戦で上武大・ブライト健太(4年)に左越えソロを浴びて0―1で敗れたが、毎回の14三振を奪った完成度の高い投球に、12球団のスカウトがそろって1位候補に格上げ。今月3日の九州地区大学選手権ブロック大会の日本文理大戦は、福岡市の中心部から車で1時間という山あいの筑豊緑地野球場に9球団のスカウトが視察に訪れた。中でも、西武は渡辺GMが自ら足を運ぶ熱の入れようだった。

 最大の武器は、柔らかい腕の振りから6種類の変化球を変幻自在に投げ込めるところだ。隅田も「どの球種もカウント球にもなるし、ウィニングショットになります」と胸を張る。最速150キロの直球は常時145キロ前後を安定して計測。地元・ソフトバンクの岩井スカウトも「コントロールがいいから、好不調の波がない。キレのよさは若い頃の和田に似てる」と自軍のベテランエースになぞらえて絶賛する。

 真面目な性格で、自らを「周りに流されることなく、自分で考えて物事に取り組むことができる」と分析する。昨年のコロナ禍の自粛期間では、YouTubeを見て独学でツーシームとカットボールを習得し、投球の幅を広げた。意識の高さも大きな魅力だ。

 「この4年間、本当にやり残したことがないぐらいに頑張ってきた。手応えのあったテストが早く返ってきてほしいようなわくわく感があります」。12球団OKということもあり、運命の日は自然体で迎える。(片岡 泰彦)

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