【こちら日高支局です・古谷剛彦】ホッカイドウ競馬は話題満載!

スポーツ報知
ダービーグランプリを制したギガキング

 重賞のない開催でも頻繁に取材へ訪れていた岩手競馬。しかし、新型コロナウイルスの影響で、昨年は1度も足を運ぶことがなく、気になる馬がいる時は電話取材をするに止まっていた。3日に行われた「ダービーグランプリ」に、ホッカイドウ競馬三冠馬のラッキードリーム、その三冠で善戦していたリーチの2頭が参戦。緊急事態宣言が明けたこともあり、2年ぶりに盛岡競馬場を訪れた。

 取材エリアは、色々な制限があるのは致し方なかったとはいえ、久しぶりの盛岡競馬場に、ファンの時のような気分で、1Rから競馬を楽しんでいた。

 今年のダービーグランプリは、ジャパンダートダービーを逃げ切ったキャッスルトップを始め、戸塚記念上位組がそろって出走。さらに、牝馬二冠を制し、関東オークスでも2着に健闘したケラススヴィアも遠征してきた。北海道もトップホースを送り込んだ形だが、「例年以上に南関東がすごいメンバーとなった」と、主催者や他陣営も声をそろえた。

 交流G1時代には、皐月賞馬イシノサンデー、初代JBCクラシック馬レギュラーメンバー、ダート界の頂点を極めたゴールドアリュールとカネヒキリ、ゴドルフィンマイルを逃げ切ったユートピアなど、そうそうたる優勝馬が名を連ねた。創設した時の理念を思い出すべく、いったん休止されたが、地方交流として10年に復活。1着賞金は800万円で再開されたが、17年には1000万円、昨年が1500万円、そして今年は2000万円と増額された。地方競馬が取り組む「3歳秋のチャンピオンシップ」の最終章として、ストーリー性も加わり、全国各地から有力馬が目指す流れが確立された。

 キャッスルトップが逃げ、ケラススヴィアと東京ダービー2着のギャルダルが追い掛ける展開。個人的に採時したラップは、前半3ハロン34秒8-5ハロン60秒5と、相当なハイペースが刻まれた。4コーナーで先頭に並び掛けたギガキングが、直線で外から詰め寄るジョエルとのマッチレースを制し、東京湾カップ以来、3つ目のタイトルを手にした。北海道時に、盛岡の南部駒賞を制しており、思い出の地でビッグタイトルを制覇。「来年は盛岡でJBCが開催されるので、力をつけて来れるように頑張ります」と、稲益師は話していた。

 ギガキングは、一昨年のオータムセール初日に210万円(金額は税別)で落札された。2着ジョエルと5着キャッスルトップはオーナーブリーダーだが、「ダービーグランプリ」他の上位馬は、北海道市場の取引馬で占めた。近年の北海道市場は、地方競馬のオーナーが賑わしているが、3歳頂上決戦の結果は、まさにその流れを受ける形となった。「ダービーグランプリ」の売り上げは、3億3594万7800円を記録。前年比133.4%増と、大いに盛り上がった。

 地方交流として復活した時は、創設時の11月下旬の開催だったが、19年から1か月半、開催時期を早めた。「JBCクラシック」に3歳馬の参戦がほとんどなく、3歳頂上決戦からJBCへ…という流れを生むスケジュールを組んだ。激戦の後に加え、「JBCクラシック」に出走するJRA勢が強力すぎるので、なかなか実現しない状況ではあるが、歴史を積み重ねることで実を結ぶ日が来るだろう。(競馬ライター)

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