巨人メルセデスが東京五輪で学んだ前向き思考…6日ヤクルト戦先発

スポーツ報知
メルセデス

 巨人は5日から5・5ゲーム差で追う首位・ヤクルトとの3連戦(神宮)に臨む。その中で6日の2戦目に先発し、自己最多タイの8勝目を目指すC・C・メルセデス投手に注目したい。

 今年のヤクルト戦は防御率5・74、被本塁打3本という成績だが、神宮球場では2試合(ヤクルト1試合、DeNA1試合)で計12イニング2/3を投げて1失点、防御率0・71と得意としている球場だ。

 ここ最近は5回を投げきれず降板することが多かった。だが、前回登板した9月30日の中日戦(バンテリンD)は6回94球1失点と好投。ストライク先行でテンポ良く投げ、低めへの制球、内角攻めと、らしさを存分に発揮した。失点の内容も5回無死満塁から岡林の二ゴロの間に先制点を献上し、これが決勝点という形だった。「残念な結果になってしまったが、最少失点で抑えることができたと思う。次は勝てるように頑張ります」と気持ちは前を見据えていた。

 前を向いて進み続ける大切さは東京五輪で学んだ。17年に育成選手として来日したドミニカンは18年に支配下選手のチャンスをつかみ、先発ローテに欠かせない左腕投手となった。その結果、自身初となる五輪のドミニカ共和国代表に選出され、エースとして先発、リリーフと計3試合で14イニングを投げフル回転。銅メダル獲得に貢献した。大舞台を経験して学んだことがある。

 「ポジティブに、ということをオリンピックを通して学びました。難しい状況、調子が良くなくても下からはい上がる。常に前を向いていい方向に向くように、という気持ちを持つことは大事だなと」

 一時は、メダルを逃しそうになったが、チーム一体となって勝利を諦めなかった。メルセデスも必死に腕を振り続けた結果、3位という快挙を達成した。

 今のメルセデス自身にとっても同じことが言える。調子が良くなくても「次こそは勝利を」と、次戦を見据える。そして、ワンチームで戦うジャイアンツは現在3位と首位を追う立場ではあるが、逆転優勝を諦めていない。常に前を向いていれば、必然といい方向へ向かっていくはずだ。

 メルセデスの今年の目標は自身初の2ケタ勝利。8月24日の広島戦(東京D)から、6試合連続で白星から離れているが、このままローテをまわり続け、勝ち続ければ「10勝」は不可能ではない数字だ。

 「まずはしっかり練習をして、その上で自分が勝利に貢献する。そこにフォーカスして、最後は優勝に向かって自分のできることをやっていきたい」

 現在、チームの先発投手は5人でローテーションを回していて、6連戦が続く日程で中5日、もしくは中4日の登板となっている。残り15試合となりシーズン終盤の踏ん張りどころ。特に今回のヤクルト3連戦は大きなポイントになる。メルセデスがチームを勝利のために全力で腕を振る。(玉寄 穂波)

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