B2仙台89ERS 藤田弘輝HC2戦目での初勝利に「マジで(開幕)2連勝したかった」

スポーツ報知
今季初勝利を決めた仙台89ERS

◆バスケットボールB2リーグ ▽第1節 仙台89ERS81-70福島ファイヤーボンズ(3日・ゼビオアリーナ仙台)

 開幕節のホーム2連戦に臨んだ仙台89ERSが、前日2日に敗れた福島ファイヤーボンズに81―70で勝利。今季から指揮を執る藤田弘輝HC(35)と共に新体制で初の白星を挙げた。B1島根から新加入の神里和(なごむ、26)が、3Pシュートを4本沈めるなど15得点で貢献し、MVPにも輝いた。

 仙台が負けられない一戦をものにし、ホームでの開幕2戦目でブースターに待望の勝利を届けた。前日は持ち味の激しく粘り強いディフェンスが機能せずに開幕戦黒星を喫し、藤田HCも肩を落としたが、「きょうは勝たないといけない気持ちを選手たちが出し、勝ち切れた。自分たちのディフェンスにズレを作らせなかったのが勝因」。MVPの神里をはじめ、ハードワークした選手らと新体制での初白星に笑顔を見せた。

 前半は初戦と同様、福島の先回りして攻めるオフェンスに苦しんだ。新指揮官のもと磨いてきた激しい守備で勢いを止めようとするも、先発した渡辺翔太(22)が第2クオーター(Q)終了時で3ファウルになるなど、ファウルトラブルが重なり40―40の同点で前半を終えた。後半は司令塔の神里らガード陣を中心に、ハーフコートより先は引いて守るなどディフェンスの強弱を意識。激しくも堅実な守備で福島に走るバスケットをさせず、4点リードで迎えた第4Qで一気に突き放して11点差で振り切った。

 神里はライバルと切磋琢磨(せっさたくま)してきた成果を発揮した。同じポジションの渡辺が縦に切り込むドライブを武器とする一方、自身は持ち味のゲームメイク力で周囲を生かしながら、要所で3P含め計6本のシュートを沈めて勝利に貢献。背景には渡辺と共に練習日の早朝6時からシューティング練習を続けてきた日々があった。「覚悟を持ってここ(仙台)に来た。僕と翔太がステップアップしていくことがチームの成長につながる」と取り組んできた。藤田HCも「そういうプレーヤーが小さな成功でもつかんでくれてうれしい。きょうは和が救ってくれた」と目を細めた。

 新体制で臨んだ開幕節を1勝1敗で終えた指揮官からは、「マジで(開幕)2連勝したかった」と本音も漏れた。まずは次節(9、10日)のアウェー佐賀2連戦をしっかり勝ち切り、強くなって戻ってくる。(小山内 彩希)

 〇・・・敗れた福島は開幕2連勝は逃したが、確かな手応えと収穫はあった。主将の菅野翔太(29)は「仙台さんにとっても簡単なゲームではなかったはず。今季はタフなバスケができている」と話した。フリースローは31本中、決まったのは21本。3Pシュートの成功率も3割を切り、森山知広HC(37)は「シュートの確率を上げていく」と昨季東地区6位から今季浮上するための明確な課題を口にした。

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