西日本工大のドラフト1位候補左腕・隅田知一郎(ちひろ、4年=波佐見)が3日、九州地区大学選手権北部九州ブロック大会の日本文理大戦(筑豊緑地)に先発し、7回で7安打されながらも毎回の11奪三振で無失点。9球団のスカウトから、改めて1位候補との声が上がった。新型コロナワクチン接種の影響で3週間ぶりの先発となった隅田は、本調子ではないながらも最速147キロに多彩な変化球を駆使。優勝を決めている日本文理大に得点を許さず、「4年間やってきたことを出し切れた」。西武・渡辺GMは「変化球の精度がよく完成度が高いが、まだまだよくなりそう」と評価した。