【広島】3連敗でV消滅…佐々岡監督「これだけ負ければ当然。一つでも借金を減らす」

スポーツ報知
8回、選手交代を告げる佐々岡真司監督

◆JERAセ・リーグ 広島1―4ヤクルト(3日・マツダスタジアム)

 3連敗の広島はリーグ優勝の可能性が消えた。125試合を終え、50勝64敗11分けの借金14。佐々岡監督は「これだけ負ければ当然と、受け止めながら…。とにかく最後まで。もう一度、集中力を持って。一つでも上、一つでも借金を減らすということを変わらずやっていきます」と言葉を振り絞った。

 5月に鈴木誠、菊池涼ら主力を含む9人の選手が新型コロナウイルスに感染。影響が出た5、6月に10勝23敗7分けと大きく失速した。7月以降は27勝26敗2分けと粘っているが、3位の巨人とも11ゲーム差と苦しい状況のままだ。

 この日も今季を象徴するように、8回に決勝点を許した。新人の栗林にクローザーを任せて大成功したが、就任1年目の昨年と同じく、終盤の勝ちパターンの継投が確立できない。「今のメンバーで、ということしかないんですが。期待している投手が長続きしない」。シーズンを通じてセットアッパーとして起用した投手は不在。「7、8回の競った場面で投げる投手は心が強くないといけないし、球の強さも必要。当然、制球力あって。いろんなものを求められる。若い投手が多い中、そこを期待しているところではありますが」。発展途上のまま、3年連続のV逸が決まった。

野球

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×