【中日】堂上直倫、頭脳的プレーで中野拓夢の三進防ぐ

トリックプレーを見せた堂上直倫
トリックプレーを見せた堂上直倫

◆JERAセ・リーグ 阪神3―0中日(2日・甲子園)

 中日の堂上直倫内野手が頭脳的なプレーでピンチ拡大を防いだ。

 3点ビハインドの8回1死一塁。先頭で出塁した俊足・中野が二盗を試みた。代打から捕手の守備に就いていたA・マルティネスの送球は、二塁ベースのはるか上にそれた。堂上は一度、ジャンプして捕球を試みるそぶりを見せたが、瞬時にそれが不可能だと判断。すると二塁にスライディングしてきた中野の視界に入るようにベース前で自身の腰を落とし、わずかに左手を下げて“空のグラブ”でタッチにいくようにも見える動作を行った。このトリックプレーに対し、中野はしばらく状況を把握できず、ボールは中堅まで転々としていたにもかかわらず三塁に進むことができなかった。

 マウンドの田島は中野に対して5度のけん制の末に二盗は許したものの、後続を仕留めて追加点を許さなかった。

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