◆秋季東京大会▽1回戦 法政4―5豊南(2日・多摩市一本杉球場)
豊南の弓田鋭彦(としひこ)監督(62)が、引退を発表した後輩の斎藤佑樹(日本ハム)をねぎらった。「よくやったんじゃないでしょうか。高校の時の(甲子園)優勝がピークだと言われたくなくて頑張ったと思う。勝つことも苦しい思いも経験した得がたい人材。野球界に還元してほしい」。同監督はサブマリンエースとして早実で1977年春夏甲子園8強入り。早大でも活躍した先輩は、今後はプロだけでなく高校球界を含めて、伝道師としての役割を期待した。
試合は指揮官からエースとしての薫陶を受けた1年生エースの花田大知が8回4失点と粘投。2回に相手のバント処理ミスなどに乗じて逆転すると、5回にも2点を追加。1点差で強力打線の法政から逃げ切って2回戦進出を決めた。(雑誌『報知高校野球』取材班)