早大主将・千明龍之佑と千葉大大学院の文武両道ランナー・今江勇人が陸上強豪GMO内定発表

スポーツ報知
来春からGMOインターネットグループに所属する千明龍之佑(左)。右は花田勝彦監督=GMOインターネットグループ提供

 陸上・長距離マラソンのGMOインターネットグループ(以下GMO)は1日、早大の主将を務める千明龍之佑と千葉大大学院の文武両道ランナー今江勇人が来年4月1日に入社が内定したことを発表した。

 千明は群馬・片品中学時代、クロスカントリースキー選手として鳴らし、全国中学大会4位になるなどスタミナ抜群。群馬・東農大二高から本格的に陸上を始め、全国トップレベルの選手に成長した。早大では1年から3年連続で箱根駅伝に出場し、安定した走りを見せた。最終学年の今季は主将としてチームをリード。最後の箱根駅伝ではチーム優勝のために重要区間の山上り5区に挑む心構えもある。今年6月の日本選手権5000メートルでは学生トップの8位。スピードにも磨きがかかっている。早大出身の選手としてGMOに進むのは初。早大の先輩の花田勝彦監督のもと、花田監督のように五輪出場を目指す。

 今江は異例の経歴を持つ。国立の千葉大大学院に所属する文武両道ランナー。箱根駅伝常連校のほとんどの選手は食事付きの選手寮で生活し、競技に打ち込める環境が整っているが、今江は独力で学生トップクラスの選手に成長した。仙台市出身で、千葉大工学部に入学後、千葉市内のアパートで独り暮らしを続ける。工学研究院で学び、また、アルバイトにも励みながら自己ベストを5000メートル13分46秒84、1万メートル28分53秒36まで伸ばした。9月の日本学生対校5000メートルでは箱根駅伝常連校の選手に交じって6位と健闘した。学部4年時には関東学生連合の一員として箱根駅伝に出場する実力を持ちながら、千葉大が予選会の出場権を得られずに涙を飲んだが、潜在能力は未知数。GMOで急成長した東大出身の近藤秀一のような飛躍が期待される。

 GMOは世界で戦うNO1アスリートの育成を目指し、2016年に創設された。1996年アトランタ五輪と2000年シドニー五輪のトラック長距離代表の花田監督が率いる。青学大の原晋監督がアドバイザーを務める。昨年の福岡国際マラソンを制した吉田祐也、東京五輪マラソン代表補欠の橋本崚、1万メートル前日本記録保持者の村山紘太ら多くの好選手が在籍。来年正月のニューイヤー駅伝では初優勝を目指している。

 GMOを通じて発表された両選手の抱負は以下の通り。

 千明龍之佑「2022年度からGMOインターネットグループに所属し競技を継続することになりました。素晴らしい監督、チームメイト、スタッフの皆さんと競技をできること、とてもうれしく思います。オリンピックでのメダル獲得、そして、ニューイヤー駅伝での優勝を目標に頑張りますので、応援のほどよろしくお願いいたします」

 今江勇人「来年度からGMOインターネットグループに所属し、競技をさせていただくことになりました。充実した環境の中、尊敬するチームスタッフや先輩方と競技ができることにうれしさを感じると同時に、今後は実業団選手、社会人として責任感が伴うということで身の引き締まる思いであります。チームポリシーである『No.1』にふさわしい活躍ができるよう日々精進してまいりますので、応援のほどよろしくお願いします」

 ◆千明 龍之佑(ちぎら・りゅうのすけ)2000年3月3日、群馬・片品村生まれ。21歳。片品中3年時にクロスカントリースキー5キロフリー4位(13分17秒10)。群馬・東農大二高1年から本格的に陸上を始め、3年時に全国高校総体5000メートル8位(14分3秒27)。18年、早大入学。箱根駅伝は1年3区10位、2年4区7位、3年8区5位。自己ベストは5000メートル13分31秒52、1万メートル29分0秒57。170センチ、54キロ。

 ◆今江 勇人(いまえ・ゆうと)1998年1月26日、仙台市生まれ。23歳。仙台三高3年時に宮城県大会3000メートル障害3位(9分27秒62)。16年に千葉大工学部入学。4年時に日本学生対校選手権3000メートル障害2位(8分58秒01)。20年に卒業し、大学院に進学。自己ベストは5000メートル13分46秒84、1万メートル28分53秒36。173センチ、55キロ。

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