白鵬 史上最多45回の優勝をつかんだ〝小さな手〟

スポーツ報知
白鵬(左)

 大相撲で史上最多45回の優勝を誇る横綱・白鵬(宮城野)が30日、現役を引退し、年寄「間垣」を襲名した。白鵬は1日午後、引退会見を行う予定。

 白鵬と言えば、組んで良し、離れて良しの万能型。その中でも、2006年の大関昇進前後は、立ち合いでソフトボールの投球のように土俵すれすれ、下から手を伸ばし、左前まわしを取ると、右を差してからの寄り、上手投げが必勝パターンだった。

 相手のまわしを一発で取れる“秘訣”は、どこにあるのか。理由のひとつは、その手の大きさにあると教えてくれたことがあった。大相撲の力士と言えば、元横綱・曙のような大きな手をイメージするが、白鵬の手は違う。「お相撲さんとしては小さいんだよ」と話すように、分厚さはあるが、大きさは日本の成人男性と比べても、驚くほど大きいわけではない。相撲を取る上では不利に思えたが、横綱の発想は逆だった。「手が小さいから相手のまわしに手が入りやすい。小指から手を入れるとスッと入るんだよ」。握力は100キロ近く。上手さえ引いてしまえば無双だった。

 一方で相手にまわしを取られても、腰を振り、肘も使いながらまわしを切る技術はたくみ。天性の体の柔らかさに加え、白鵬は、その研究熱心さで最多45回の優勝をつかんだ。(斎藤 成俊)

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