【巨人】原監督「全員が本来の力出してない」中日に完封負けで今季3度目の4連敗 捕逸で失点に9残塁の拙攻

4回1死三塁、打者・大島のとき、高橋(手前)の投球を捕手・小林が後逸し先制点が入る(カメラ・竜田 卓)
4回1死三塁、打者・大島のとき、高橋(手前)の投球を捕手・小林が後逸し先制点が入る(カメラ・竜田 卓)

◆JERAセ・リーグ 中日5―0巨人(29日・バンテリンD)

 巨人は中日に完封負けを喫し、今季3度目の4連敗。4回に小林の捕逸で先制を許すなど、中盤以降もミス絡みで失点を重ねた。打線は好機に適時打が出ず9残塁。首位・ヤクルト、2位・阪神も敗れ、首位との5ゲーム差は変わらなかった。高卒ルーキーの秋広は9回に代打でデビュー。左飛に倒れたが積極的な姿勢を貫き、プロの第一歩を踏み出した。

 主導権を全く握れなかった。最終回の攻撃も3人で終わり、今季9度目の0封負け。今季3度目の4連敗に、原監督は「打者は0点じゃいかんし、バッテリーは何とか我慢して先取点を与えないことに集中すること」と注文をつけた。

 打線のつながりを模索して、この日も動いた。丸を昨年8月7日の中日戦(ナゴヤD)以来となる2番に起用。14戦連続で1番を打っていた吉川を7番に入れたが、この日も“あと一本欠乏症”に泣いた。2回1死一、三塁で小林が三振、高橋が二ゴロと先制の絶好機を逃すと、3回2死二塁、4回1死二塁と再三得点圏に走者を進めるが、決定打は生まれず。最近4戦でわずか5得点だ。

 終わってみれば9残塁の拙攻。2番に入れた丸について、原監督は「どういう打順にしたとかそういうんじゃなくて、何とかやっぱり(チームの)先頭で引っ張ってもらいたい」と話す。選球眼と勝負強い打撃で何番に置いても困らないのが本来の丸であり“置き場”に困るようでは悩みが深くなる。それは、3戦ぶりのスタメンだった中田への期待も同様。2回には左翼ポール際への大ファウル、4回には14打席ぶりの安打となる右翼線二塁打を放ったが、走者を置いた場面で結果は出せなかった。

 失点の仕方も、もったいなかった。4回、高橋が先頭・京田にこの日初安打となる二塁打を許した。犠打で1死三塁となった後、大島に1ボール2ストライクから外に外した直球を小林が捕逸。先取点を献上した。6回にも四球の走者を暴投で二塁に進め、2死から福留にかえされて失点。バッテリーエラーが2点に絡み、試合を重くした。指揮官は「まあまあ、重箱の隅をつつけばそういうもの」と話すにとどめたが、打線の状態が上がらない時こそ投手陣が踏ん張る。自ら首を締めるようなミスはなくしたい。

 今季の中日戦は1試合を残して10勝11敗3分けとなり、17年から4年連続で続いていたカード勝ち越しもなくなった。原監督は言う。「今のところ、全員が本来の力を出してない」。選手の状態はそれぞれだが、もっとできる、まだまだできると見る。残された時間は多くはない。巨人の最大値は、こんなものではない。(西村 茂展)

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