【ヒルマニア】大谷翔平、残り6試合で逆転なるか…セミエンが参入してきた本塁打王争いの行方を占う

スポーツ報知
大谷翔平(ロイター)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が、本塁打王と1918年ベーブ・ルース以来の「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」へ、28日(日本時間29日)から最後の6連戦に臨む。投手として10月3日(同4日)の最終戦に登板するかは未定だが、キングに1本差としている本塁打王争いは、トップから4人が3本差にひしめく大混戦。メジャー担当43年の蛭間記者が「ヒルマニア」で展望する。

 大谷は激戦のア・リーグのキング争いを制することができるのか。「もちろんとりたいなという気持ちはある」と公言する日本人選手初ビッグタイトルへの挑戦は、残り6試合になった。

 46発のゲレロとペレスを1本差で追う大谷は、エンゼルスの球団記録(2000年T・グラウスの47本)を射程圏に入れている。ライバルのゲレロは22歳以下の最多本塁打記録(1953年E・マシューズの47本)に、あと1。ペレスは1970年J・ベンチ(レッズ)の、主に捕手を務めた選手の最多本塁打(45本)を早くも更新した。そして現在4位のセミエンは、巨人にも在籍したD・ジョンソンが1973年にマークした二塁手最多記録(43本)に並んだ。

 シーズン最終盤でトップのゲレロが9戦、ペレスも6戦不発。大谷は、四球禍で他3選手よりも10打数以上少ない中、上位3人の中で最後に一発を打っている。そんな間隙を縫って今月11本のセミエンがトップに3本差まで接近―という状況だ。

 残りカードと対戦成績はオリオールズ戦10本含め、2カード15発のゲレロが相性では群を抜く。ただ、ゲレロの本塁打を見るとホームで29本打っているものの本拠地ロジャーズ・センター使用解禁になってからはわずか8本。それまでの右中間、左中間の膨らみの無かったマイナーのスタジアムでの21本の量産があってのもの。地元開催が有利になるとも限らない。

 一方の大谷は2カードとも苦戦。レンジャーズの敵地グローブライフ・フィールドでは7戦29打席でまだ0発だ。ただ、相手は地区最下位が決定済み。先週のような四球攻めは考えにくく、その点では大いにチャンスがあると言える。

 1927年のルースはラスト9戦7発で当時の新記録60本に到達。1998年M・マグワイアは最終3戦で5本を放って70発の大台に乗せ、S・ソーサとの激戦を制した。4人の中で誰がラストスパートに成功するか。できる事なら、それが大谷であって欲しいものである。(ベースボール・アナリスト)

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