嵐の5人の中で、櫻井翔(39)と相葉雅紀(38)は学年は一つ違うものの、ともに来年40歳を迎える。2人に共通するのは、絶妙なバランス感覚だ。
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グループのリーダーは、大野智(40)だ。だが、会話をリードするという役割だけに限れば、櫻井が一番、存在感を発揮する。5人は昨年末、大みそかの生配信ライブを前にスポーツ報知などの合同インタビューに応じた。ほとんどの質問に対し、櫻井が切り出す役割を担った。06年からキャスターを務める報道番組「news zero」(日テレ系)で養ったバランス感覚は、櫻井ならではの持ち味。会見の流れを作った。
一方で、相葉の愛されキャラも誰もが知るところ。「I LOVE みんなのどうぶつ園」(日テレ系)などのMCを務める番組で、知らず知らずのうちに相手の本音や素顔を引き出すのは天性の才能だ。
合同インタビューでは、「コロナ禍によって休止を延長する選択肢はなかったのか」という質問が飛んだ。活動休止のきっかけを作った大野が答えづらい問いだ。これに対する対応は、松本潤(38)が「なかった」というと、相葉が「相当な覚悟を持っていたんだろうね」と大野の心境をくみとるように引き取った。その他の質問でも、大野の直前に答えることで、大野の口を滑らかにしたのが相葉だった。
まだ活動休止前の一昨年11月、メンバーの中で最初に結婚を発表した二宮和也(38)に対し、祝福のコメントを寄せたのが今回の2人。その2人が同時に結婚を発表したのは、ファンへの思いと私生活のバランスを考えての決断だったに違いない。