【巨人】原辰徳監督、逆転Vへ「目覚めろ」残り20戦5差…天敵・柳裕也に4敗目の打線へゲキ

スポーツ報知
8回無死一、三塁、丸の併殺打にベンチで険しい表情を見せた原監督(カメラ・石田 順平)

◆JERAセ・リーグ 中日5―2巨人(28日・バンテリンドーム)

 巨人が4位の中日に痛い黒星を喫し、今季4度目の3連敗となった。先発の戸郷は7回1失点と好投したが、打線が柳を攻略できず。1点を追う8回に無死一、三塁と唯一の好機を得たが、丸が併殺に倒れ、同点止まりだったことが響いた。8回に中川、高木が崩れ、勝った首位ヤクルトとのゲーム差は5に拡大。残り20試合、打線に「目覚めないと」と奮起を求めた。

 奇跡を信じたG党の願いも、はかなく散った。9回、1点を返してなお2死一、三塁。一発が出れば同点の場面で、代打・ウィーラーは空振り三振に倒れた。柳に今季4敗目を喫し、原監督は「毎度毎度、もう目覚めないとね。同じようなゲーム展開でね」と打線を叱咤(しった)する。投手陣も3戦連続無得点だった中日打線に5失点し、痛恨の一敗を喫した。

 試合前まで5戦0勝3敗、防御率1・39と天敵の柳にまた封じられた。7回まで二塁すら踏めないまま迎えた8回、先頭・亀井が右翼線二塁打で出塁。続く中島の移籍後初となる犠打が野選を誘い、無死一、三塁の絶好機をもらった。だが、ここで丸が二ゴロ併殺打に倒れる。同点にこそ追いついたが、逆転への機運は一気にしぼんだ。その裏、救援陣が2本の2ランを浴びた。流れを引き寄せられなかったことが遠因と言える。

 一気に行きたいところで、突き抜けられない。それが今のチーム状態ということだ。その点について、指揮官も冒頭の“目覚めろ指令”を指して「そういうこと。今の(コメント)に集約されている」とする。この日の柳はワンチャンスをものに出来るかどうか、という出来。粘ってその展開に持ち込んだ戸郷は見事であり、打線に何とか報いてもらいたかった。

 18日のヤクルト戦(東京D)では7回に2点差を追いつき、なお1死満塁で中島が併殺打。26日の阪神戦(東京D)でも8回1点差に迫りなお、2死一、二塁で中田が三ゴロに倒れた。9月の逆転勝ちは、サヨナラで決めた15日のDeNA戦(東京D)の一度のみ。追いすがる、追いつくまでではなく、追い越して初めて流れが変わるはずだ。

 最終回に相手守護神のR・マルティネスから亀井の適時打で1点を返すなどした不屈の闘志を29日につなげたい。「粘り強く戦っている。しかし、もう少し早めに躍動しないといけない」と原監督は序盤の先手を求める。首位ヤクルトとは5差。もう下位相手にこれ以上の敗戦は許されない。(西村 茂展)

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