【こちら日高支局です・古谷剛彦】ホッカイドウ競馬は話題満載!

スポーツ報知
アマルフィターナ2020(牡、父シルバーステート)

 21日と22日の2日間、新ひだか町静内にある北海道市場で、「セプテンバーセール」が開催された。当初は3日間開催を予定していたが、「サマーセール」の上場申し込みが想像以上に多く、逆に「セプテンバーセール」への申し込みが少なかった。そのため、早い段階で1日短縮した日程を発表した。

 1日減れば、3日間開催だった昨年との比較はできないが、昨年の初日、2日目を各々、今年に照らし合わせて比較すると、ともに前日を上回る好結果となった。2日間の売却総額は、15億3650万円(金額は税別)、売却率は72.38%だった。一昨年の2日間開催と比較すると、売却率は1.4%減だったものの、売却額は5700万増だった。

 最高価格は、2日目に上場されたアマルフィターナ2020(牡、父シルバーステート)の3100万円で、了徳寺健二ホールディングス(株)が落札した。シルバーステート産駒は、9頭の上場馬がすべて落札。牝馬の最高額で、全体でも2番目の高額取引馬だったルドラ2020(牝)など、1500万円以上が4頭と、このセールの主役だった。初年度産駒の活躍に加え、馬体の良さが目立ち、購買関係者の目を引いた。

 選抜される「セレクションセール」と違い、「サマーセール」以降の1歳市場は、オールカマーの市場であるが故、上場頭数を主催者の判断で調整することはできない。「サマーセール」の上場頭数を分散させるとともに、馬の成長に合わせて8月から10月まで、販売申込者がより良い時期に選べるように始まった「セプテンバーセール」。しかし、初日の比較展示の時から「オータムの雰囲気だね」と、関係者の多くから聞かれた。「セプテンバーセール」が、「サマーセール」の上場頭数を調整するまでの魅力的な市場には、少し遠のいた印象を受ける。もちろん、世界の競走馬市場は、セプテンバーが主流であり、若手生産者には「セプテンバーセール」に期待を抱く人も少なくない。

 一昨年の取引馬から、南関東牝馬二冠馬となったケラススヴィアや、鎌倉記念を制し、ホッカイドウ競馬三冠を賑わしたリーチなど、地方重賞勝ち馬を7頭輩出。「エーデルワイス賞」2着のミコブラックもいたり、昨年の取引馬でも、ホッカイドウ競馬で「フルールC」を制したスティールルージュや、JRA新馬勝ち馬も複数送り出している。売却率が高く、購買者から注目されているのは間違いない。その意味でも、3年やった市場をしっかり分析し、本来の目的であった「サマーセール」との分散が叶うよう、「セプテンバーセール」を啓蒙して欲しい。(競馬ライター)

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