【スプリンターズS 今週のキーマン】音無調教師「勝ちたい」タイプ違う3歳牡馬ピクシーナイト&6歳牝馬モズスーパーフレアで挑む

スポーツ報知
6ハロン戦で覚醒し始めたピクシーナイト

◆スプリンターズS・G1(10月3日、中山・芝1200メートル)

 秋のG1シリーズ開幕を告げる第55回スプリンターズSは10月3日、中山競馬場の芝1200メートルで行われる。「今週のキーマン」では2頭を送り込む音無秀孝調教師(67)=栗東=をピックアップ。6ハロン戦に転じて好走が続く3歳牡馬のピクシーナイト、20年の高松宮記念覇者である6歳牝馬のモズスーパーフレアで挑戦する。2頭の現状を内尾篤嗣記者が聞いた。

  ―音無厩舎は今回のG1に強力な2頭を送り込みます。6ハロン戦で軌道に乗ってきたピクシーナイトは前哨戦のセントウルSでも首差の2着に好走しました。

 「CBC賞(2着)と同じように脚をためて運びましたが、あの形のレースを今後もやっていくつもりです。かわせなかったけど、そこは慣れの問題で、まだ1200メートルは2回目でしたから。長所はスピードに乗るまでが早いこと。マイルでは行ってしまっていたけど、6ハロンで差す競馬をして変わりました。この距離への適性があり、今回も最後は確実にいい脚を使えると思います」

 ―セントウルSからは中2週の臨戦過程です。

 「3歳馬でスプリンターズSを狙うとなると、賞金面の問題があるのでセントウルSに使いました。何とか賞金を加算できましたし、ダメージはなく順調。プラス8キロだった前走から上積みを加えて本番に向かうことができます」

 ―中山は初参戦になります。

 「直線が短い舞台はマイナスだけど、今回は流れが速くなりそうなメンバー。差し切る可能性は十分とみています」

 ―そして昨年の高松宮記念覇者であるモズスーパーフレア。こちらは3年連続で北九州記念から向かいます。

 「その前走(3着)は馬場が悪く、いつものようにハナに行ったけど、前半に脚を使ったことが響きました。中2週で高松宮記念(19年15着)に向かった時は全然走らなかったので、以降は間隔を空けて使うようにしています。この馬に関しては、しっかり馬体を回復させることが大事で、体は戻っています」

 ―19年には半馬身差の2着に好走しています。

 「去年(10着)は超ハイペースに巻き込まれたけど、それ以外は本当にいい競馬をしています。一番成績を挙げているのは中山で、今回もスムーズならと思います」

 ―音無調教師はスプリンターズSで2着3回。今年は違うスタイルの2頭で初制覇を狙います。

 「逃げてどこまでのモズに、差してどこまでのピクシー。まだ3歳のピクシーに対し、経験を積んできた6歳のモズ。全然違うタイプですが、それぞれ特徴があっていいと思います。勝ちたい気持ちはいつもですが、まずは無事に走って2頭とも頑張ってほしいです」

 ◆音無 秀孝(おとなし・ひでたか)1954年6月10日、宮崎県生まれ。67歳。騎手時代は84勝で、85年オークスをノアノハコブネで勝利。95年に調教師免許を取得し、同年に栗東で開業。JRA通算901勝。G1・13勝を含む重賞82勝。スプリントG1は高松宮記念を2勝(06年オレハマッテルゼ、20年モズスーパーフレア)。09年にJRA賞・最多賞金獲得調教師、10年に同・最多勝利調教師を獲得。

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