【巨人】センター挑戦の秋広優人に阿部慎之助2軍監督が期待「丸2世になってほしい」…連載「阿部の眼」

スポーツ報知
本塁打を放った秋広〈68〉を迎える阿部2軍監督

 巨人の阿部慎之助2軍監督(42)がシーズン中に随時、ファームの現状を語る連載「阿部の眼」。28日から1軍登録される見込みの秋広はファームでセンターに挑戦しており、「“丸2世”になってほしい」と期待を寄せた。また秋広ら若手選手に求めることなどを語った。

 イースタン・リーグも残りわずか。まだ終わってないですが、今季は内野手の秋広をセンターに挑戦させました。これまでやったことはなかったみたいなんですけど、まずは慣れるために3軍戦で守らせました。センターってこういう感じなのかと、難しさも含めていろいろ感じてほしいなと。理想は“丸2世”。丸の次にセンターのレギュラー取ってほしい。そういう考えがあっての起用です。原監督にも相談した上で、センターに挑戦させることになりました。

 この前、ミーティングで選手たちに『努力の水準をあげてほしい』と話しました。自分の中で限界を決めたりせず、100やって満足しないでほしいと。1000やって、『まだまだです、全然やってません』と言ってほしい。努力の水準を上げれば、周りの人も気づいてくれて、技術ではないけれど、姿勢の面で評価につながる。プロ野球は自己評価ではなく、周りが見て評価するもの。1軍で結果を残して、でも満足しちゃいけないと思うし、1軍で結果を残しても、満足した姿を見せたらいけない。もっと貪欲に、もっと!って思って謙虚な姿勢でいれば、人間としても評価される、そう話しました。

 そういった姿勢に関しては、もうひとつ。若手選手に求めることは謙虚さに加えて、素直な気持ち、素直に意見を受け入れることですね。もちろん、自分を持つことは大事です。けど、首脳陣は選手たちに良かれと思って、アドバイスをしている。こうやってしてみたらどうかなって言われても、『いや、僕はこうなんでいいです』と否定的になっていたら、ひとつも成長できないと思うんですよね。

 自分の軸やブレない芯は大事ですけど、そこが変わらないから2軍にいるのではないかと。しっかりしていても、『1軍で成績を残せていない』と言われてしまうわけです。あの時こうしておけばよかったと、後悔しないためにも“気づき”を大事にしてほしいです。

 気づきの大切さを伝えるにあたって、2軍の選手には宮国(DeNA)のピッチング(9月7日の巨人戦で移籍後初登板初勝利)を見て、何を感じたかを問いました。僕は彼があんなに気持ちを入れて投げているのは初めて見ましたけど、戦力外通告を受けて、育成になって、初めてそういう姿勢になったのだと感じましたね。だから勝てたんだと思います。選手たちには、ユニホームを着ている今、気づかないと遅いことがあるんだと。気づけないからこそ、話が聞けないとかいろいろなところに直結してくる。そこを大切にして、後悔しない選択をしてほしいと話しました。

 9月中旬に(中田)翔が落ちてきて、本人もその気になって練習に付き合ってくれました。練習量だったり、そういうのを見て、若い子たちは刺激を受けてくれたと思います。1軍であれだけの成績を残している選手でも、これだけやるんだって。秋広もマンツーマンで練習した日は、よくやっていた。じゃあ自分たちはもっとやらないと、あれ以上にやらないとって、若手選手には気づいてほしい。そのくらいの気持ちでやってもらいたいですね。(巨人2軍監督・阿部慎之助)

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