【凱旋門賞】有力馬5頭出し!名門Aオブライエン厩舎で修行経験ある塚田助手「馬のルーチンを大事にしている」

スポーツ報知
Aオブライエン厩舎で修業経験のある塚田助手

◆凱旋門賞・仏G1(10月3日、パリ・ロンシャン競馬場・芝2400メートル)

 Aオブライエン調教師は5頭の有力馬を凱旋門賞に送り込もうとしている。その名将が指揮を執るアイルランドのバリードイル調教場で腕を磨いたスタッフが美浦の栗田徹厩舎に在籍している。11年から3年間の修業を積んだのは塚田竜(りょう)助手。そこでの実体験から、数々の名馬を送り出してきた“エンジン”に触れた。

 1日7時間で週7日勤務。各助手が騎乗する調教馬は毎朝ホワイトボードで発表される。基本的には日替わりでパートナーが替わるが、調教内容とレース成績がうまくリンクすると、大事な時期などはコンビが固定されていくという。「馬のルーチンを大事にしていますね。いい流れをつくって淡々と変化を与えないようにやっていました」

 逆に調教でミスした場合は、担当と思っていた馬でも翌日のホワイトボードで“コンビ解消”という非情宣告がある。ミスをしてもトレーナーは決して叱責することはない。「できないならできないで、できる人にやらせるという感じでした」というシビアな成果主義の世界。激しい競争生活のなかで、12年の英&愛ダービーを制したキャメロット、16年凱旋門賞Vのファウンドなどにまたがった。

 「常に世界中から履歴書のストックが100~200枚あると言われています」。当時はアイルランドを始め、フランス、ブラジル、ウクライナなど世界各地から門を叩く関係者が後を絶たなかったという。関係者の紹介でのみ、勤務することができる聖域だが、人の入れ替わりは激しい。名門厩舎は常に強者を求めて成長を続けている(恩田 諭)

 ◆塚田 竜(つかだ・りょう)1990年7月24日、千葉県柏市生まれ。31歳。柏中央高馬術部で乗馬を経験。2011年からアイルランドのエイダン・オブライエン厩舎に3年間在籍。JRA競馬学校を卒業した後は、17年から美浦・新開厩舎入り。20年4月から同・栗田厩舎の助手を務める。

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