【オールカマー】鮮やかVのウインマリリン、同じ中山の有馬記念で大仕事を期待したくなる

スポーツ報知
レイパパレ(右)などを力強く抜き去ったウインマリリン

◆第67回オールカマー・G2(9月26日・中山、芝2200メートル、良)

 言い訳にしかならないが、雨には参った。中京競馬場の芝コースは不良。案の定、神戸新聞杯は荒れた。ダービー馬シャフリヤールは伸びあぐねて馬券圏外へ。1、2着馬は春の実績馬だが、3着にはモンテディオが滑り込んだ。管理する四位調教師にとって、うれしい菊へのパスポート。長丁場向きの走りで、本番でも魅力たっぷりである。

 対照的に雨の影響を受けなかったオールカマーだったが、こちらも1、3番人気のG1馬が連対を外した。ただ、レイパパレ、グローリーヴェイズの2頭は、秋初戦としては悲観する内容ではなかったのではないか。それよりも1枠に陣取った同じ勝負服のウイン2頭が鮮やかだった。特にウインマリリンは数字に表れる以上の強さだった。

 1番枠を生かして経済コースをピタリと回ってきたとはいえ、直線では前が壁になり、スペースが空くのを待つ場面があった。それでも間に合うのだから、決め手が違ったとしか言いようがない。昨年のオークスはデアリングタクトの末脚に屈したが、2着に入った実力はだてではなかった。

 エリザベス女王杯へ最高のステップとなったが、それ以上に欲が出てもおかしくない勝ち方だった。日経賞に続いてオールカマー勝ちとなると、同じ中山で行われる有馬記念で大仕事を期待したくなる。菊のモンテディオもそうだが、ちょっと先まで楽しみが見つかった。(編集委員・吉田 哲也)

競馬

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請