ダノンスマッシュ史上初へ挑む 父子で春秋スプリントG1連覇

スポーツ報知
春秋スプリントG1制覇に挑むダノンスマッシュ(右)。23日に坂路一番時計を出すなど順調だ

◆スプリンターズS・G1(10月3日、中山・芝1200メートル)

 秋のG1シリーズ開幕戦、第55回スプリンターズSは10月3日、中山競馬場の芝1200メートルで開催される。3月の高松宮記念を制したダノンスマッシュが、史上6頭目となる同一年の春秋スプリントG1制覇をかけて参戦。父ロードカナロアは12、13年にスプリンターズSを連覇しており、実現すれば高松宮記念に続いての父子制覇となる。

 国内G1・8度目の挑戦で、ダノンスマッシュは今春の高松宮記念を制した。安田隆調教師は「道悪がどうか」と指摘していたが、1番人気のレシステンシアを首差ねじ伏せ、スプリント戦を主戦場としてきた貫禄を見せつけた。トレーナーは当時を振り返り、鞍上の川田に「完璧に乗ってくれましたね」と感謝する。川田は同馬に悲願の国内初G1タイトルをもたらし、自身も大阪杯(レイパパレ)、安田記念(ダノンキングリー)制覇と勢いづいた。

 ダノンスマッシュはその後、中3週で香港チェアマンズスプリントプライズに挑み、昨年末の香港スプリントに続く海外G1・2勝目を狙ったが6着。トレーナーは「間隔を詰めると良くない」と見極め、すぐにスプリンターズSに照準を絞った。23日の1週前追い切りは栗東・坂路でダノンスプレンダー(5歳オープン)を追走して50秒0―12秒2。この日の坂路一番時計を叩き出し、川田も「ここまで順調にきているのが感じられる追い切りで、それが何よりです」と穏やかな表情を見せた。

 過去2年のスプリンターズSは内枠を克服しての3、2着。昨年はグランアレグリアの強さに屈したものの、先入れの奇数枠で出遅れながら完璧に立ち回った。今回は18年のファインニードル以来となる史上6頭目の同一年春秋スプリントG1連覇、そしてスプリンターズSでは史上初となる父ロードカナロアとの父子制覇がかかるが、安田隆調教師に気負いはない。

 「そりゃ連覇してほしいですけど、やってみないと分からない。枠はどこでも。短距離戦なので、スムーズな競馬さえできれば」。11年カレンチャン、12、13年にロードカナロアでスプリンターズS3連覇を果たした名伯楽は定年まで約2年半。ここでまた、新たな伝説を加える。(玉木 宏征)

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