◆陸上 全日本実業団対抗選手権 最終日(26日、大阪・ヤンマースタジアム長居)
実業団ミズノ所属で、今季限りで現役引退する男子110メートル障害の金井大旺、女子短距離の和田麻希、市川華菜の3選手が、大会終了後にサプライズで“卒業プレゼント”を受け取った。
自身の使用品をモデルにした金色の特注スパイク。引退をねぎらう気持ちを込め、同社が製作したものだ。歯科医に転身を目指す金井は「うれしいというより、びっくりした。(ミズノの)最高のサポートの下で競技できたからこそ、今の競技成績がある」と感謝を込めた。
同社クラフトマンの亀井明さん(51)によれば、現在各選手が使用しているスパイクと同じ型で作られており、実際に履くことも可能という。和田は「結婚式で飾りたい。人生で一番幸せな日になりました」。市川も「こんなサプライズがあると思わなかった。家宝として飾ります」と目を潤ませた。