【大学野球】東北福祉大プロ注目右腕・椋木5回ノーヒット…祖母の形見の指輪をネックレスにして身につけ好投

スポーツ報知
淡々とコースに投げ込んだ東北福祉大の椋木

◆仙台六大学野球秋季リーグ▽第1節(第1日)東北福祉大11―0東北工大=7回コールド=(25日、東北福祉大野球場)

 仙台六大学野球秋季リーグが開幕し、東北福祉大が東北工大に11―0で7回コールド勝ちし、7季連続リーグ制覇へ向け好発進した。今秋ドラフト上位候補の椋木(むくのき)蓮投手(4年)=山口・高川学園=が5回を無安打無失点に抑え、勝利に貢献。最速154キロ右腕は、11球団26人のスカウトの前で好投を見せた。

 春に続き2季連続で開幕投手を担った東北福祉大の椋木が、春とは違う姿を見せた。最速は149キロにとどまったが、常時140キロ台後半が出る直球と鋭く斜めに落ちるスライダーを軸に、4回までパーフェクト。5回先頭打者に死球を与えたが、後続3人をしっかり抑え、5回無安打9奪三振。一度も打球を外野に運ばせなかった。

 春は防御率1・75で投手成績リーグ3位も、「0点でした」とふり返る。最終節で仙台大に2本塁打されるなど、エースとして納得の結果には遠かった。昨秋は主に抑えで登板し、8回無失点15奪三振でMVPを獲得。昨秋と春の差を「秋は斜めに曲がっていたスライダーが、春は肘が落ちて横に曲がっていた」と分析。得意球を見直して挑んだ最後のリーグ戦は、「スライダーにすごく手応えを感じた。カウントを整えて三振を奪うこともできた。今日は70点」と笑顔を見せた。

 8月31日、プロ入りを応援してくれていた祖母・木村勝子さんが亡くなった(享年88)。椋木は今秋、形見の指輪をネックレスにして身につけ、チームのエースとして右腕を振る。「春は周りに全国に連れて行ってもらったので、今度は自分が優勝に貢献したい」。目標のプロ入りと7季連続リーグ制覇をきっと叶える。(小山内 彩希)

 ヤクルト・斉藤スカウト「(同大から昨年、元山飛優内野手と山野太一投手が指名され)今年も椋木選手と縁があるといい。十分すぎる球を投げています」

 広島・近藤スカウト「回転数のある直球とスライダーのキレがいい。先発抑え両方できる可能性がある」

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