大谷翔平の3戦11四球に驚かなかったマドン監督…実はハーパーの記録の仕掛け人だった

スポーツ報知
エンゼルス・マドン監督(右は大谷=ロイター)

 エンゼルス・大谷翔平投手が24日(日本時間25日)のマリナーズ戦で申告敬遠2つを含む4連続四球と徹底して歩かされ、3試合で計11四球は、2016年のブライス・ハーパー(当時ナショナルズ)以来となるメジャー最多タイ記録となった。

 この記録にファンからは大ブーイング、メディアからも不満の声があがっていたが、試合後のマドン監督は「試合前にも話していたように、プレーオフを争っている相手であれば起こり得ること」と淡々と振り返っていた。

 それもそのはずか。ハーパーの記録の仕掛け人がカブス時代のマドン監督だったからだ。2016年5月8日(日本時間9日)、前年MVPを獲得して絶好調のハーパーに対し、カブスは延長13回の試合、2敬遠含む6四球1死球という大リーグ史上初の「0打数7出塁」を献上した。

状況はこうだ

1回1死一塁 四球

3回1死無走者 四球

4回2死二、三塁 敬遠

6回1死二塁 死球

8回2死無走者 四球

10回2死一、二塁 敬遠

12回2死一、二塁 敬遠

 試合はカブスが4―3でサヨナラ勝ち。マドン監督は「好調ではなかったが、調子に乗せたくなかった」と話していたが、その4連戦でハーパーに対し4敬遠含む13四球。

 ペナントレースの終盤ではない5月にこんな采配を振るうのかと、メディアから批判が渦巻いたが、カブスファンからは4戦4勝した名采配と言われたという。マドン監督は、この年カブスを108年ぶりの世界一に導いた。

 この指揮官はレイズ時代の2008年のレンジャーズ戦では満塁でも敬遠の指示もだしており、大谷の四球禍に自らがやってきたことを思いだしたに違いない。

蛭間 豊章(ベースボール・アナリスト)

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